「インスタグラムのアカウントでフォロワーを増やしたい」というECショップ、飲食店、美容師の方も多いと思います。今回はフォロワーを増やすコツを成功事例を参考にしながら解説していきます。
インスタグラムとは?
インスタグラムはFacebook, Inc.が所有する2010年にできたSNSです。
- 日々の情報発信し、認知を拡大する新たな共有手段
- タグ検索などで新しい顧客を発見するのに役立つ
- 既存のファンとつながり、コミュニケーションがとれる
- ビジネス機能、ショップ機能、「料理を注文」スタンプなど購入促進や集客に効果的な機能がある
個人やブランドがインターネット上にページを作り、写真や動画の「ビジュアル」で世界観を表現をしたり、多彩な機能を使ってコミュニケーションをすることができます。
受け取る側は一目見て発信側の意図が理解でき、すぐにシェアができるので、知れ渡るスピードは他のSNSに引けを取らないし、一番早いといえます。発信する側は撮影するだけで、1枚の写真から投稿ができてしまうのでとても簡単です。
だからこそ、「インスタ映え」という言葉が生まれましたし、インスタグラムが急成長している要因でもあるのです。
ショップインスタアカウントでフォロワーを増やす方法
インスタグラムでショップのインスタアカウントが散見されます。
フォロワーが一万人を超えるとストーリーの投稿にオンラインショッピングの機能をつけることができます。
またそこまでのフォロワーを獲得できていなくても、プロフィールや投稿の文書にURLをつけて置くことでInstagramからwebサイトに飛ばすことができます。
インスタはwebと違い、ユーザーが能動的でない場合も、勝手にフォードに投稿が流れてきます。
そこで興味を持ってもらうことができればさらに詳しい情報を与えるためにwebに誘致できるので、まずはユーザーへ与えるファーストインプレッションを大事にしなければいけません。
ベイクルーズ(@baycrews)
ジャーナルスタンダード、スピック&スパン、イエナ、エディフィス、ドゥーズィエムクラスなどベイクルーズブランド(メンズ&レディース)を展開しているbaycrews。投稿一覧を見ると統一感があるということに気づきます。
ターゲット層を明確にすると自ずと統一感は出てくるのでしょう。
ボタニスト(@botanist_official)
「植物と共に生きる毎日へ」というコンセプトを掲げるこちらの会社。
オーダーメイド発想「パーソナライズシャンプー」も販売しています。どの商品も植物とうまく調和がとれており、そのコンセプトがどの投稿にもにじみ出ています。
クリーマ(@creemajp)
日本最大級のハンドメイドマーケットプレイスCreemaのおすすめ作品やイベント情報をご紹介してるこちらのアカウントでは社員さんが実際に商品開発に向かっている様子も発信しています。
プロダクトに込められたストーリーを顧客に知ってもらうことでファン化に成功していると言えるでしょう。
美容院インスタアカウントでフォロワーを増やす方法
Instagramのユーザーの多くが若年層でしかも女性の割合が高いことが特徴と言えます。そのため美容院など主に女性が重要なターゲットである業界ではインスタグラムが必需品となってきています。
また最近ではフリーランスの美容師も増えていきているため美容師個人のアカウントも多数存在します。
以前はヘアカタログでお気に入りの写真を見つけたらそれを美容師に見せていましたが、最近ではインスタグラムの写真を見せることの方が多くなってきていて、ヘアカタログが果たしていた役割がインスタグラムに取って代わられています。
雑誌の役割がインスタに取って代わられる事例は美容業界に限った話ではありませんが今後この流れはさらに加速していくでしょう。
金子真由美さん(@kanekomayumi12)
ACQCA aoyamaの金子真由美さんは会社に所属することなくフリーの美容師として活躍されており、現在フォロワーが8万人を超えています。
書籍も出しており、個人のブランディングに成功した例と言えるでしょう。
自分が担当したお客さんに許可をとってインスタグラムに投稿することでポートフォリオを作って、そのヘアスタイルを気に入った方が新たなお客さんになるという流れが出来上がっていますね。
ALBUM(@album_hair)
ALBUMはInstagramのサロンアカウントでおそらく、一番有名な店舗です。
2015年1月からアカウント運用を始めて、現在ではなんと49.1万人ものフォロワーを誇る超人気サロンアカウント。
「ALBUM」は”トレンドヘアーを、毎月通える価格で提供”というコンセプトのもと運営しているヘアサロンになります。
ターゲットはいわゆるF1層と呼ばれる若年層の女性になります。そのターゲット層がインスタグラムとの相性がバッチリでフォロワーも四十万人を超えています。
インスタグラムを運用する時点でターゲット層を明確にすることで実際のお客さんになる確率も高くなっています。
SHIMA(@shima_official_account)
こちらも東京を中心に展開している有名サロンです。
Instagramのフォロワーは3.2万人ほど。クリエーターやアーティストから支持されるヘアサロンで、プロデュースしたヘアケア商品はLOFTなどとコラボし展開されています。
SHIMAでも施術後の写真を載せたり、また投稿で割引キャンペーンなどを促して販促につなげているようです。
OceanTokyo(@oceantokyonet)
こちらは絶大な人気を誇るメンズサロンです。
もちろんインスタグラムの運用にも力を入れており、スナップ写真はもちろんですが、そのスタッフのアカウントも圧倒的な数のフォロワーがいます。
知名度がある理由はインスタグラムでの発信にも起因しているかもしれません。
飲食店インスタアカウントでフォロワーを増やす方法
グルメ系のアカウントはインスタグラムのあらゆるカテゴリーの中でも激戦区と言えるでしょう。
そのためターゲットを明確にして、さらに細分化することが重要な戦略になってきます。また、フォロワーの質を意識することも大切になってきます。
たとえば東京に店舗があるのに九州に住んでいる方にどれだけフォローされても売り上げにはつながりません。
ターゲットになりうるアカウントにはこちらからいいねやコメントのアクションを起こすことが有効になるでしょう。
チップルソン(@chiestylee)
CHIPPRUSON(チップルソン)は、個人経営の小さなパン屋ですがおしゃれなパンの写真を投稿し続けた結果、五万人を超えるフォロワーを獲得することに成功しています。
しかしこちらは実店舗の経営を一旦休止しており、オンライン上での販売に形態を変えいています。
必ずしもインスタグラムでの成功が実店舗の売り上げに繋がるわけではないので注意が必要です。
NO COFFEEさん(@nocoffee_)
立地や店内のキャパシティが恵まれていないにもかかわらず、徹底したブランディングで瞬く間に人気急上昇したこちらのアカウント。
コーヒーだけの魅力を押し出すのではなく、店内の雰囲気を売りにしています。
福岡・天神エリアはカフェの激戦区であるため、このような差別化ポイントが効いていています。
BAKEさん(@bakecheesetart)
現在では国内外に多ブランドを展開しているBAKE。
それぞれを徹底したオウンドメディア、ECサイトの運営など様々な角度からブランディングを行なっているところです。
個人経営の飲食店ではここまでリソースを咲くことは難しいでしょうが見習うべきポイントは多いはずです。
インスタグラムのアカウントでは生活のあらゆる場面にチーズタルトを織り込んでいます。
まとめ
業界ごとに特色が大きく違うということがわかったと思います。何をやれば正解になるのかがわからないのがこのSNSマーケティングですが、可能性を上げる方法はあると思います。
トレンドをいち早く掴み、試行錯誤を繰り返して自社アカウントの独自のポジションを築くことが大切になります。
webマーケティングと違いそこに至るまでのプロセスが確立されていないからこそ、今伸びているアカウントの事例に学ぶことは大きな意味があるでしょう。
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