2022/09/02に更新いたしました。
「インスタグラムを上手に利用することで採用に繋げられている企業がある!!」とびっくりされている採用人事の方も多いと思います!
今回は、パンダメディアラボ編集部が、採用でインスタグラムをどのようにマーケティングに活かす事ができるのか?について記事にまとめました。
今では日本人の人口は少なくなっており、採用できる人の数も減っていて、やはり競争は激化しているのです。
これまで説明会や口コミサイトなどの比較サイトを中心に採用のための広報活動が行われていましたが、現在最も盛り上がっている領域はSNS(ソーシャルメディア)と言われています。
その中でも特に、今回はインスタグラムを使った採用について解説できればとおもいます。
※記事の最後で、【無料お役立ち資料の「業界別!フォロワー1万人以下の企業Instagram事例集」】のダウンロードについてもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。
インスタグラムで集客は可能なの?
インスタグラムとは?
インスタグラムは2010年にできた比較的新しいサービスです。
Instagramは、無料の写真共有アプリケーション。日本では略して「インスタ」とも呼ばれることもある。 コダックのインスタマチックおよびポラロイドのインスタントカメラに配慮してインスタグラムの投稿画像は正方形が基本である。(引用:wikipedia)
インスタグラムの特徴
インスタグラムの特徴は、やはり「画像で伝えられる」のが非常に大きいです。
これまでのTwitterやFacebookのように文章でサービスの良さを伝えることには限界があります。
しかし、インスタグラムであれば写真をパシャっと撮影し、次の瞬間には投稿できてしまう手軽さがとっても活用しやすいところです。
さらに重要なのは、これは「投稿側が楽チン」なだけでなく、「みる方もパッと見でわかる」というのが重要なところです。
これによって、様々な情報(職場の雰囲気・職場の文化・社長や役員の雰囲気)というのが、なんとなく伝わるのです。
特に若い人では、細かい文字を雑誌や本で読んで情報収集するのではなく、パッと見て様々なものごとを判断するのに長けています。
だからこそ、「インスタ映え」という言葉が生まれましたし、インスタグラムが急成長している要因でもあるのです。
なぜ採用にインスタグラムは最適なの?
採用の集客に最適な理由は、ずばり「雰囲気」が重要な要因になるからです。
これまでも就職や転職の際には、
- 職場の雰囲気
- 職場の人間関係
- 会社の福利厚生
- 会社での仕事のやりがい
などが、総合的に判断されていました。
この流れとマッチするSNSは、TwitterでもYoutubeでもなくInstagram(インスタグラム)です!
また、採用だと、職場の雰囲気を事前に撮っておくことでインスタグラムに投稿ができます。
最近のiphoneなどのカメラはかなり良いコンテンツが簡単に撮影できるのでおすすめです。だいたい1分くらいで撮影&投稿できるのが嬉しいですね。
無料でビジネスアカウントにすると高度に集客可能!
知らない人も多いですがアカウントを集客に特化したビジネスアカウントというものがあり、この「ビジネスアカウント機能」はなんとインスタから無料でアップデートすることができます。
ビジネスアカウントにすることで、通常であればHPを載せることしかできませんでしたが、「メールアドレス」や「電話番号」など、これまで表示されなかったなどの機能を追加することができます。
特に、そういった情報コンテンツを載せられる「ビジネスプロフィール」がおすすめです。
ビジネスアカウントにすると、「メールアドレス・電話番号・住所」の登録が可能です。
メールアドレスを登録すると、見てくれた方がメールを送る事が可能になります。また、当然、電話番号を登録したとすると、直接会社に電話をかけることができるのです。
そのほか、住所や会社のホームページなどに直接誘導する機能もあるので、まずはビジネスプロフィールに変更し、実際に情報を登録して見てください。
ビジネスアカウントに関しては、こちらの記事をチェック↓↓
採用のインスタ活用成功事例
とはいえ、採用で集客に成功している事例があるかどうか気になりますよね?
そういった方向けに、全国でインスタグラムを使ったマーケティングを行っている採用を集めて見ました!
株式会社Enjin
サークル活動をPRするのも一つの手で、それをしているのが株式会社Enjinのアカウントです。
こちらの会社も楽しそうな行事を見せたり、職場での活動を見せています。
また投稿の中の文章で有給が取れることをPRしたりして、福利厚生の充実さをうまくアピールできています。ただ投稿の文章を絵文字など使ってカラフルにして楽しさをアピールできるともっと良かったのかなと思います。
しかし全体的な投稿は綺麗にまとまっていてお手本にしたいです。
アイコミュニケーションズ株式会社
時期に合わせて投稿の内容を変えていて採用の時期になると社員さんの様子が多くアップされます。
新卒採用のための、会社説明会の様子も社員目線で投稿していますね。
採用PRと企業PRが一つのアカウントで行われているためこのアカウントをフォローしておくと採用情報のみならす実際の現場の様子も知ることができます。
株式会社ディーエイチシー
採用期間前後で投稿(削除)されていますが、DHCの採用専用のアカウントです。
社員紹介と自社商品を一緒に紹介しています。写真に加えて社員一人ひとりの就活生へのアドバイが丁寧に掲載しています。
Instagramのユーザーは若年層かつ女性が多いため化粧品や美容関係の業界のアカウントは支持されやすい傾向にありますので、採用と自社製品の両方を兼ね備えたPR戦略と言えるでしょう。
D Y M
こちらのアカウントでは新卒や中途で入社した方の給与を明かすなど会社情報をオープンにしています。
取り上げれれている社員さんは入社してすぐの方が多く、現在転職や就職を考えている人に向けて刺さるようなコンテンツになっています。
ターゲットが明確なことがわかるアカウントです。
ミクシィグループ
モンスターストライクで馴染みの株式会社mixiさんのアカウントではどちらかというと社員さんののプライベートな部分にフォーカスを当てているのが印象的です。
忘年会や初詣、部署ごとの打つ上げなど日頃から社員さんの仲がいいことが伝わってきますね。
三井住友カード株式会社
三井住友カード株式会社は各部門の業務の様子をアップして日頃の雰囲気や仕事内容の細かい部分が写真で伝わるような工夫をしています。
さらに社員一人一人を紹介し、どのような気持ちで業務に望んでいるのかというところを知ることができます。
会社全体だけでなく個人にフォーカスを当てることができるのがHPとの大きな違いですね
本田圭佑選手
企業ではありませんがサッカーの本田圭佑選手も自身の公式インスタアカウントで専属アシスタントを募集し大きな話題になりました。
応募条件は海外勤務が可能で、日本語と英語がネイティブレベルに操れるバイリンガルであること。
「貧しくてやりたいことをやれない子供たちを本気で救いたいと思っています。プロサッカー選手をやりながら、その他の多くのプロジェクトを成功させるには最高のアシスタントが必要です」とコメントして一緒に働いてくれる有能な人材を募りました。
採用向けインスタ活用の3つのコツ
このように、インスタグラムを使って採用担当の方々は様々な工夫をして、インスタグラムのアカウントを運用しています。
ただ、ほとんどの採用担当者は、採用目的のSNS運用があまりうまくいっていなかったり、そもそもまだやってなかったりするのではないでしょうか?
よくある採用用のアカウントの失敗が「とにかく楽しそうな画像をあげればいい」と思っていることです。
ずらーっと画像のギャラリーが、遊びの画像になっており、「なんで楽しそうなのか?」「どのポイントがいいところなのか?」などがパッと伝わりづらい事があります。
今の時代は「自社といえばAだ!」とアカウントのコンセプトをきっちり決める事が重要です。(一つに絞らないとインスタでは見てもらえない傾向にある。)
なので、まずは基本的なことからSNS集客に向けた3つのコツをお教えします!
集客できるハッシュタグのコツ
インスタグラムの投稿には、合計30個のハッシュタグ(#)をつけることができます。
まず、これをめいいっぱいつけてください!30個のハッシュタグをつけて凍結されることなどはありません。できるだけ露出を増やすために、できるだけ多くハッシュタグをつけてください。
採用アカウントをお持ちの場合は、多くの人に対して検索をしてくれそうなハッシュタグを見つけていく必要があります。
よく採用アカウントを観察していて思うのは、「このハッシュタグは誰が検索するのだろう?」というものをタグ付けしていることです。
ハッシュタグをとにかくつけるだけつけていて、まったくどういうシーンで活用されるハッシュタグなのか意識されていません。
ここでは、必ずユーザーが検索しやすいハッシュタグをつける必要があります。
実際に「人を集められるハッシュタグ」。つまり、実際に「検索されそうなハッシュタグ」をつける必要があるのです。
「#東京採用」「#名古屋採用」「#吉祥寺採用」「#横浜採用」など、「地名+採用」などはかなり重要なハッシュタグです。
さらに「新宿」よりも「西新宿」など、より詳しい地域にすることが集客のコツです。
投稿が多いハッシュタグではなく、より刺さる詳細なハッシュタグにするようにしたほうがいいです。
よく「#recruit」というハッシュタグをつけている企業があります。
もし就職して欲しい人のターゲットが英語を使っている方なら「#recruit」は正解です。
しかし多くの企業の投稿の文章は日本語で、ターゲットが日本人な感じがあります。
もし日本人がターゲットならば「#リクルート」や「#2022新卒」などという日本人の学生や会社員の方が検索しそうなハッシュタグのほうがいいです。
採用で重要なのは、「どれだけその職場で働きたいと」と思ってもらえるかです。
そして、説明会などに来てもらった方はある程度自社に興味がある方です。
なので自社に興味のある方には任意で自社の説明会に来たという投稿にオリジナルのハッシュタグをつけてもらったりすると、イベント性ができて、多くの人に見てもらえる可能性があります。
その上でお客様には「#働いてみたい〇〇社にきてみた」ようなハッシュタグをつけてもらうなどもおすすめです。
理由はオリジナルのハッシュタグが多く流通すれば、その採用が人気だということが明確になり、人気の増加につながるからです。
このあたりは少し専門的な知識や、アイディア勝負なところがあるので、専門家の方と一緒に相談して見るのもひとつの手かなと思います!
プロフィールをしっかり設定する
プロフィールは必ず「わかりやすく」「文字数いっぱい」記載する必要があります。
また、プロフィール画像も、写真もロゴなどを適当に写すのではなく、しっかりと考えて記載する必要があるのです。
このあたり、とても適当になっているアカウントが多いので気をつけてください!
プロフィールで最も重要なのは、
- このアカウントは、何のアカウントなのか?
- このアカウントをフォローする価値とは何か?
ということを明確に伝えてあげることです。
もちろん、プロフィールが良いだけではフォロワーが増えるわけではありません。インスタグラムは基本、アカウントの良し悪しは投稿の写真や動画、そしてストーリーなどで判断されます。
しかしプロフィールをしっかり記入すると良いことが2つあります。
例えば、楽しそうなイベントの時の写真が大量に上がっているアカウントは無数にありますが、それだけでは誰もフォローしたいとは思いません。
しかし、プロフィールに「イベントごとでともに楽しめる企業」と書いていれば、楽しい職場に入りたい人の需要を満たして、フォロワー増加につなげることができるのです。
特に、良い写真が大量にあがっていて、フォロワーがどんどん増えても、採用に活かせていないと悩む方が本当に多いです。
一方で、フォロワーがそれほど多くなくても、人材の獲得ができている方もいらっしゃいます。
その違いは、プロフィール欄で、しっかり「採用部署の電話番号」や「所在地」が誘導されているかどうかです。
また、もらったお金で、より良いことをしている(例えば寄付やボランティアなど)ことがわかれば、より入社をしたくなるでしょう。
そういった、「ぜひこの会社に入社したい!」と思わせられるプロフィールにしているかどうかで、フォロワー数が少なくても集客につなげることができるのです。
動画の活用
採用関係ですとあまり進んで無いのですが、「動画」が今後SNSではかなり大きなキーワードになります。
それは、インスタグラムだけではなく、ツイッターなどもそうです。もちろん、Youtubeなどは動画をまさに活用しているSNSですね。
例えば、動画でミーティングの様子の紹介をしてみる、イベントの紹介をしてみるとかです。
こういった動画を見ると、「職場の雰囲気が音でもわかる」「職場の人の話し方ってこんな感じなんだ」などという感じになりやすいです。
画像以上に、情報を伝えることができる「動画」を今後もっと活用することが集客のコツになります!
もちろんアカウントのコンセプトに沿ってないような投稿として動画を無理やり上げる必要はないです。
最近では、「「ストーリーズ」機能を活用して動画を投稿し、「ハイライト」機能で動画をまとめることや、「リール」機能の活用もおすすめです。
ストーリーズに動画を投稿すれば、「ハイライト」機能でプロフィールページにピックアップしたい動画をカテゴリーごとにまとめることができるので、まるで動画版カタログのような使い方ができます。
「ストーリーズ」機能に関してはこちらの記事を合わせてお読みください↓↓
まとめ
Instagramを使ってのPRはスマホ一台で完結するためコストが安く抑えられることが大きなメリットです。
採用ページの作成とは違い、肩肘張らずに気軽に毎日投稿出ることができます。企業説明会とは違い、社員の普段の姿を知ることができるのは就活生側としてもプラスになります。
Instagramのアクティブユーザーは主に若年層であるため採用のPRにはうってつけのツールと言えるでしょう。
またサイバーエージェントのインスタ採用に見られるように求職者側としてもエントリーへのハードルが下がります。
投稿内容が一つのポートフォーリオとなることに加えて、そのコンテンツがどれほどの反響を「いいね」やコメント欄を通じて客観的にみることができるます。