「最近、インスタ映えしたホテルの人気がすごい!」
「旅館がSNSでキャンペーンを行った所、多くの人がきた」
と思われている、ホテルや旅館の経営者も多いと思います。
Airbnbの台頭があったりで、ホテル業界の競争は高くなっていきます。
その中でも自分たちの強みを見つけて生き残っていく必要性がホテルや旅館には出てきます。
しかし最近では、強みがあるのに、その強みが他者に伝えきれていないホテルや旅館、宿が数多くあるのが現状だと思います。
今の時代、ホテルや旅館の強みや特徴をより早く多くの人に発信できるのはSNSだといえるのではないでしょうか。
1枚の写真で、ホテルや旅館のインパクトを可視化して伝えることができるため、とりわけインスタグラムはホテルや旅館との相性が抜群です。
今回は、パンダメディアラボ編集部が、ホテルや旅館がインスタグラムをどのようにSNSマーケティングに活かす事ができるのか?について記事にまとめました。
※記事の最後で、【無料お役立ち資料の「業界別!フォロワー1万人以下の企業Instagram事例集」】のダウンロードについてもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。
インスタグラムとは?
インスタグラムは2010年にできた比較的新しいサービスで、「画像」でコミュニケーションをするという斬新なSNSであり、世界中と繋がれる可能性を秘めています。
個人やブランドがインターネット上にページを作り、写真や動画の「ビジュアル」で世界観を表現をしたり、多彩な機能を使ってコミュニケーションをするSNSです。
インスタグラムの利用者は誰か?
国内月間アクティブアカウント数が3300万(参考:インスタグラム公式、2019年3月時点 Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 – Facebookについて )で、日本の人口は2021年時点で1.25億人ですので、4人に1人はインスタグラムユーザーといえます。
インスタグラムはこれまで10代20代がメインのユーザーだと言われてきましたが、「ライブ機能」や「ショップ機能」などの新しい機能が追加され、日々アップデートが続いていることもあり、今や30代以上のユーザーも増え、老若男女に使われているSNSです。
インスタグラムの特徴
インスタグラムを使ってできることは主に、「画像を見る」「画像を投稿する」です。
最近では、動画の閲覧や音楽のシェアやDMや質問等でのコミュニケーションなど様々な機能も利用可能ですね。
そしてこの2つ(「画像を見る」「画像を投稿する」)によってもたらされる特徴は4つです。
- 拡散力などのスピード感
- 非言語的なので全世界の人に通じる
- 受け取りて側は見てるだけなのでストレスフリー
- 投稿側も簡単に投稿できる
インスタグラムは基本的に「非言語的」で、「写真」や「動画」をメインに流すメディアでになっています。
なので受け取り側はパッと見て発信側の意図が理解でき、すぐにシェアができるので、知れ渡るスピードは他のSNS(FacebookやLineなど)に引けを取らないし、一番早いといえます。
また投稿側はサクッと写真や動画を取るだけでインスタグラムに投稿ができてしまうのでとても簡単に投稿側になれます。
「インスタグラムとホテル・旅館」の相性が良い理由
インスタグラムは主に画像と動画で相手に情報を伝えるものです。
そしてホテル・旅館の良さ(旅館の雰囲気、ホテルの充実度、夕食の満足感、など)を伝えるのに画像や動画は最適だと思われます。
また今まではホテル・旅館の認知度を挙げるためにはテレビや雑誌などで宣伝をしてたと思います。
しかしPRというのはより多くの方に知ってもらうことが大事です。
そして多くの人に知ってもらえる可能性や、多くの人により早く知ってもらえるのはテレビや雑誌よりSNSです。
今ではインスタグラムは国内での月間アクティブユーザー数が3300万で、日本の人口は2021年時点で1.25億人ですので、4人に1人はインスタグラムユーザーです。
これらすべての方にアクセスできれば莫大な力になります。
インスタグラムはテレビ並みの爆発力とSNS特有の拡散力があるので、活用するべきです。
インスタグラムを始めたら最初に行うべきこと
インスタグラムは日々進歩していていろいろな機能が追加されています。
そのなかでインスタグラムを始めたばかりの方にまずは使ってほしい「ビジネスアカウント」機能を簡単に紹介します。
無料でビジネスアカウントにすると高度に集客可能!
アカウントをビジネス用にするビジネスアカウントというものがあります。
ビジネスアカウントは、宣伝広告を投入する場合はお金が掛かってしまいますが、そのほかは無料です。
アカウントの種類の変更は、スマホアプリから行うことができます。
ビジネスアカウントでできること
ビジネスアカウントが、個人アカウントと大きく違う点が4つあります。
- インサイトが見れる
- ビジネス情報が公開できる(電話番号、メールアドレスなど)
- 自社のサイトやサービスなどに誘導できる
- インスタグラム内で広告出稿ができる
これらによってインスタグラムで獲得したフォロワー投稿を見たユーザーなどを、自分のサービスや商品へ誘導しやすくなります。
直接連絡できる情報コンテンツを載せる
ビジネスアカウントにすることで、「メールアドレス」や「電話番号」などを追加することができます。
わざわざホームページを検索するなどせず、直接お店に電話をかけることができるため、アカウントに興味を持ったユーザーにとって非常に便利です。
ビジネスアカウントの詳細や、切り替え方法は、こちらで確認できます↓↓
インスタグラムをホテル・旅館が活用する 【応用編】
インスタグラムでは画像の投稿が簡単にできます。
つまり誰でもできるので、多くのホテル・旅館がインスタグラムアカウントを解説していますが、多くのアカウントがうまくいっている様子がありません。
その中でも成功を収めている、ホテル・旅館アカウントもあります。それらの成功しているホテル・旅館アカウントに共通点があります。
それは
- 集客に繋がるハッシュタグを選んで使っている
- 継続的に投稿がされていて情報発信されている
- インパクトのある写真でもっと見たくなる工夫がある
- 動画を活用して写真よりも雰囲気が伝わりやすい
- 位置情報を工夫していて集客に繋がりやすい
です。
ハッシュタグのコツ
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参考:東京ステーションホテルTokyo Station Hotel
【公式】アカウント
インスタグラムの投稿には、合計30個のハッシュタグ(#)をつけることができます。30個のハッシュタグをつけて凍結されることなどはありません。できるだけ露出を増やす為に、できるだけ多くハッシュタグをつけてください。
ホテル・旅館アカウントをお持ちの場合は、多くの人が検索してくれそうなハッシュタグを付ける必要があります。
しかしホテル・旅館アカウントには、「このハッシュタグは誰のためのなんだろう?」というものをよくつけているアカウントもあります。
ハッシュタグをとりあえずつけているだけで、まったくどういうシーンで活用されるハッシュタグなのか意識されていません。
ここでは、必ずユーザーが検索しやすいハッシュタグをつける必要があります。
「#札幌ホテル」「#福岡ホテル」「#草津旅館」「#道後温泉旅館」など、地域を表すハッシュタグはかなり重要なハッシュタグです。
さらに「#石川」よりも「#金沢」など、より詳しいハッシュタグにするのがコツです。
投稿が多いハッシュタグではなく、より顧客に刺さる詳細なハッシュタグにするようにしましょう。
基本的に、ハッシュタグはより小さい、細かい領域を狙うようにおすすめしています。
そして、ホテル・旅館も例外ではありません。
例えば「#温泉」「#ご飯」とかよりかは「#旅館」とか「#ホテルご飯」などです。
成功にしっかり結びつけるには正直大きなハッシュタグは避けたほうがいいです。
もちろん新しい顧客へのリーチ、つまりフォロワーを増やすには多くの人に見てもらうことも大事で、そのためには多少大きくても検索してもらいやすいハッシュタグの設定も試す価値はあります。
しかし、アクティビティユーザーにしっかり見てもらうには、検索回数は少なくても比較対象が少ないほうがより良い印象をユーザーに与えられます。
限られたハッシュタグの数なので無駄にしないでいきたいです。
ハッシュタグに関しては、こちらの記事も併せてお読みください。
ホテル・旅館のインスタグラムアカウントでいちばん大事なのはコンセプトで、その世界観を他の人達に知ってもらうことです。
まず旅行をするというのはそう頻繁に行われることではありません。
継続的な投稿+投稿の画像や文章の質
投稿頻度が高く、2日1回ほど投稿されるのが理想的です。より多くの情報を発信していくことで、様々な角度からホテルや旅館のことを知ってもらうことができます。
旅行シーズンや今後の機会に向けて、認知を拡大して魅力や強みをアピールをしましょう。
行ってみたいホテルや旅館のリストに入るためにはやはりアピールが大事で、より多くの人に認知してもらうためにはアピールするべきポイントはホテル・旅館の世界観です。
ホテル・旅館の世界観を伝えるために必要なのが継続的な投稿のアップになります。
そして最後にお客様に決めてもらうために、多くの投稿で伝えたいものが「何か」というところです。何がアピールポイントで、どの季節にはどんな催し物があって…など、丁寧に文章で伝えるためには、キャプションの質を向上させることが大事になります。
そのリストに入り込めるようにアピールしていくのがインスタグラムの役目だと思うといいです。
視覚的にインパクトのある写真を選ぶ
不動産、観光業などのローカルに強いサービス業では特にその地域の住民に
単にインパクトが強ければいいというのものではなくその店のこだわりが感じられるメニューなどを投稿して自社にあった独自のブランディングを心がけましょう。
「ここに行きたい」「ここに住みたい」と思わせ実際に行動に移させるほどの視覚的なインパクトが必要になります。
【関連記事】【インスタ映えを撮る】投稿写真の基礎!「伝わる」を撮る4つのコツ
位置情報を投稿に入れる
インスタグラムは投稿をする場所や写真にかかわらず、
地図で位置情報がわかる「場所」を入れることができます。
このように、ユーザーは検索窓からアカウントやハッシュタグだけではなく「東京」などの地名を入れて、場所を検索することができます
例えば「東京」というワードで検索しすると、上位検索結果では5番目に多く検索されていることがわかります。
特に写真業界には相性がいい機能なので、位置情報を入れましょう。
【関連記事】来客増加!インスタグラム「地図検索機能」近隣エリアを検索可能に!!位置情報がポイント
動画、ストーリーズの活用
ホテル・旅館のインスタグラムだけではなく、ツイッターなどもそうで、Youtubeはまさに動画を活用しているSNSですね。画像以上に、情報を伝えることができる「動画」を今後もっと活用することが集客のコツです。
SNSでの動画の活用方法として、例えば動画で撮影の裏側、キャンペーンの情報、店舗へのアクセスなどの紹介をしてみるといった手法が挙げられます。
このような動画を見たユーザーは「こんな雰囲気のところを観光したい、利用したい」という気持ちになりやすいです。
動画の作成は難しく手間ひまがかかります、しかししっかりと集客効果は見込まれるので、もしお悩みでしたら専門家に相談してみるのもいいと思います。
もちろんアカウントのコンセプトに沿ってないような投稿として動画を無理やり上げる必要はないです。
最近では、「ストーリーズ」機能を活用して動画を投稿し、「ハイライト」機能で動画をまとめることや、「リール」機能の活用もおすすめです。
ストーリーズに動画を投稿すれば、「ハイライト」機能でプロフィールページにピックアップしたい動画をカテゴリーごとにまとめることができるので、まるで動画版カタログのような使い方ができます。
例えば、動画で部屋の紹介をしてみるとかです。
最近では、「「ストーリーズ」機能を活用して動画を投稿し、「ハイライト」機能で動画をまとめることや、「リール」機能の活用もおすすめです。
ストーリーズに動画を投稿すれば、「ハイライト」機能でプロフィールページにピックアップしたい動画をカテゴリーごとにまとめることができるので、まるで動画版カタログのような使い方ができます。
「ストーリーズ」機能に関してはこちらの記事を合わせてお読みください↓↓
まとめ
「インスタグラムはどのような運用事例があるの?インスタグラムで集客の活用方法は?」といった方のために、今回はインスタグラムと相性がいい理由から、アカウント運用事例、お勧めのハッシュタグなどを紹介していきました。
インスタグラムは多くの人が利用し、利用されているハッシュタグをベースに検索窓で検索して画像や動画を検索して閲覧するだけではなく、実際に旅行先や購入品を決めています。
SNS担当者の方や、インスタグラムで集客したいと考えている方はぜひ、参考にしていただき、ご自身の集客方法にあったインスタグラムの運用にご活用ください。