「インスタから出てきた美容師が最近すごく話題だ」とびっくりされている美容師の方もいらっしゃると思います。
今や美容室は、日本全国に23.7万以上の店舗があり、これはコンビニの数よりも多くなっていています。それに比例して美容師の数も年々増えていってます。
一方で、日本人の人口は少なくなっており、リピーターになる可能性のある人の数も減少していて、競争は激化しています。
これまでテレビ広告などのマスメディア(テレビや本)などを中心に集客が行われていましたが、現在最も盛り上がっている領域はSNS(ソーシャルメディア)と言われています。
その中でも美容師にとってはインスタグラムがSNSマーケティングの主戦場となっています。
今回は、パンダメディアラボ編集部が、美容師のインスタグラム(Instagram)アカウントで成功している例を10個上げて、成功の理由について記事にまとめました。
インスタグラムで集客できるの?
インスタグラムは「画像」でコミュニケーションをするという斬新なSNSであり、世界中と繋がれる可能性を秘めています。
そして美容師はインスタグラムを活用することで、若くして成功する可能性を秘めたりしています。
またある美容室ではデビューするのにノルマを設けていて、それを達成するにはインスタグラムなどを活用するしかない状況のジュニアスタイリストがいます。
そのなかでスタイリストとしてデビューしているのを見たことがあり、インスタグラムをうまく活用することで集客に繋げられている事がわかります。
インスタグラムとは?
インスタグラムは2010年にできた新しいサービスです。
Instagramは、無料の写真共有アプリケーション。日本では略して「インスタ」とも呼ばれることもある。 コダックのインスタマチックおよびポラロイドのインスタントカメラに配慮してインスタグラムの投稿画像は正方形が基本である。(引用:wikipedia)
インスタグラムの特徴
インスタグラムの特徴は、「手軽に伝えられる」です。
これまではTwitterやFacebookのように文章やコメントを読んでもらうことでサービスの良さを伝えようとしてきました。
しかし文章には限界があります。
一方、Youtubeの動画(2分以上)をしっかり撮影しようとすると、手間暇がバカになりません。
一方、インスタグラムであれば撮影して、投稿ができてしまう手軽さがあります。
また写真の加工もアプリ内でできてしまうので誰でも簡単に使うことができます。
しかし一番重要なのは、「美容師側が楽」ではなく、「みている方もパッと、直感的にわかる」というのが大切な部分です。
直感的に伝わることで、多くの情報(お店の雰囲気・ライフスタイル・サービス風景・美容師の雰囲気)がより正確に伝わります。
特に20代以下の間では、細かい文章を読んで情報収集(本や雑誌などから)するよりか、画像やショート動画などをサクッと見て、物事を選択できます。
「インスタ映え」という言葉が生まれた背景には若者の直感力が関係していると言っても過言ではありません。
美容師がインスタグラムをやる意味があるの?
ズバリ言うと、美容師がインスタグラムをやる意味は大いにあります。
なぜなら最近ではトレンドとして、髪を切りに行く際に検索するのが「美容室」ではなく「美容師」に変わってきているからです。
またお客様が美容師に直接予約をとるというスタイルもできています。
たしかにコスパを重視して髪を切りに行く人はそこまでの質を求めていることはないです。
しかし1万円以上を出してでも行きたい人たちの多くはインスタグラムで個人アカウントなどを確認してから予約することが多いです。
そういう人たちのほうがリピーターになりやすく、ゲットしたいお客になります。
またインスタグラムだと美容師への直接の予約がしやすいので、インスタで成功すれば直接予約をとってもらうことも可能です。
トレンドとして来ているので、乗り遅れると巻き返すのが難しくなってしまいます。
なので今がチャンスです。
美容師の集客に適しているのか?
美容師の集客に最適な理由は、ずばり「見た目」が重要な要因だからです。
これまでも、メディア(テレビなど)で美容師の記事が出たときには、
- 美容師の人物像
- お店の雰囲気
- カットしてくれるスタイリストの雰囲気
- カットの技術
- 美容師の感覚
などが、載っていました。
それらを踏まえて、自分に合っている美容師かを考えて、行く美容室を考えてました。
これらをそのまま活かせるSNSは、他でもなくInstagram(インスタグラム)です!
そして、時間のない美容師の方でも、お客様に「写真撮らせてもらっていいですか?」と一言訪ねて、写真を投稿することでコンテンツを作ることができます。
やはり、メインの業務で多忙の美容師さんにとっては、撮影して1分程度簡単に加工して投稿できるインスタグラムは魅力的だと思います。
無料でビジネスアカウントにできて高度な集客が可能!
知らない人も多いですがアカウントを集客に特化したビジネスアカウント!
この「ビジネスアカウント機能」はなんとインスタから無料でアップデートすることができます。
実は、特別に有名でなくてもビジネスアカウントにすることは可能です。
つまり、お店や芸能人などのアカウントでなくても、スタイリストもビジネスアカウントにして、しっかりと集客に向けてアカウント運用することができるということです。
特に、そういった情報コンテンツを載せられる「ビジネスプロフィール」がおすすめです。
ビジネスアカウントにすると、「メールアドレス・電話番号・住所」の登録が可能です。
メールアドレスを登録すると、見てくれた方がメールを送る事が可能になります。また電話番号を登録したとすると、直接お店や個人の携帯に電話をかけることができるのです。
そのほか、住所やお店の予約ページのリンクなどにクリックで誘導する機能もあります。
なのでまずはビジネスプロフィールに変更し、実際に情報を登録して見てください。
登録方法はこちらで確認ください↓↓
美容室のインスタ成功事例 BEST10
そうはいっても本当に美容師、スタイリストがインスタグラムで成功しているの?と気になってしまうと思います。
そしてこれは断言できます、絶対に成功できます。
今回はパンダメディアラボ編集部が美容師のインスタアカウントを比較、厳選した5つのアカウントを紹介します。
インフルエンサー美容師 JunJunさん
もはやタレントのような、自分の投稿したいものを投稿するスタイルで投稿をし続けているのがJunJunさんのインスタグラムアカウントです。
芸能人との写真や、自分のプライベートでの変顔画像など、画像や投稿に統一性などがないです。
ただ実際、テレビやメディアなどで有名になった人たちは自分を題材とするほうがフォロワーが増える傾向があります。
それをうまく活用しているのがJunJunさんのアカウントです。
しかしこれは誰でもできるスタイルではなく、有名でない人が実際にこのスタイルで投稿をするとフォロワーは一向に伸びない上に、何のアカウントだかわけがわからなくなります。
なのであまりお手本にはし辛いアカウントです。
アーティスティックで個性派 京極琉さん
自分のアーティスティックなセンスを存分に引き出した画像を投稿しているのが京極 琉さんのインスタグラムアカウントです。
普通のスタイリストでは真似できない独特なデザイン性や、一般人が普通に手が出しづらい髪型を載せていて、ヘアメイクのアカウントと言うよりアートのアカウントに感じます。
ヘアメイクでアートの表現という、今までやられてきとことをSNSでうまいこと発信している点がすごいです。
アーティスティックな投稿ので統一しつつ、フォロワーが増えてきたところで自分の顔出しをするなど、効果的な投稿をしています。
もともとの材料の画像のクオリティの高さは置いといても、良い戦略を行えたアカウントに見えます。
ヘアアレンジの天才!インスタの先駆者 土田瑠美さん
非日常で使いたいヘアアレンジやカットを載せているのが土田瑠美さんのアカウントになります。
自分の結婚式や、友人の記念日など、少し気合を入れていきたいときのヘアアレンジを多く投稿していて、非日常感がとてもインスタとマッチしています。
また自分の子供との画像なども投稿することによって、人当たりの良さを演出していて、こんな人に切ってもらいたいとも思わせられるような画像もあります。
すこしゴチャゴチャしている感はありますが、総じては良いアカウントに見えます。
可愛いヘアアレンジ!水野年朗さん
日常的にできる可愛いヘアアレンジのやり方を投稿しているのが水野年朗さんのインスタグラムアカウントになります。
ギャラリーを見ても、女性用の可愛いヘアアレンジをするための動画で埋め尽くされていて、統一感のある良いアカウントになっています。
その中でも変化をつけるために、簡単にできそうなヘアアレンジから、少し時間がかかりそうなヘアアレンジまで、様々な種類があります。
ジャンルは統一しつつ、かぶらないように多くの動画を上げていて、フォロワーが多く集まるのも納得と言えます。
また動画の最初に何のヘアスタイルの動画なのかのテロップがついていて、ひと目で動画の種類がわかります。
この一手間がとても大切で、そんなに難しくなくできるので、ぜひやってみるといいです。
美容師向けヘアアレンジ NOBUさん
美容師に向けた、ヘアアレンジやカットのHow to動画や画像を上げているのがNOBUさんのインスタグラムアカウントになります。
美容師が美容師に向けて投稿することはとても勇気のいることで、少しでも間違っていたりすると炎上したり、飽きられてフォロワーが思うように増えなかったりします。
しかしそれらをさせないNOBUさんのカットやアレンジテクニックと、投稿の仕方がすごいです。
また完成形の画像を載せたりすることで、お客さんがこの人に切ってもらいたいと思うような画像も上げています。
ストーリーも上手に使っていて、とても効果的なインスタグラムマーケティングだと思います。
https://www.instagram.com/p/BuBFQOBnYgN/
晴れ姿はお任せ!マリさん
晴れ姿の際の女性のヘアアレンジの画像を多くあげているのがマリさんのインスタグラムアカウントです。
ウェディングドレス用の可愛らしいヘアスタイルに加え、和服用のヘアスタイルもできるという、和洋折衷スタイルの画像投稿になっています。
これらの非日常的な画像の数々は多くの人を癒やしているお思われます。
また今後こんなふうになりたいと想像をさせやすいアングルでの画像も配慮になっていて、とてもいい感じです。
晴れ姿のヘアアレンジ Gendaiさん
晴れ姿でも髪が長く垂らしたい人用の画像を上げているのがGendaiさんのインスタグラムアカウントになります。
このアカウントは晴れ姿だけでなく日常でもできそうなヘアアレンジを紹介してます。
例えば、ただのポニーテールなんですが、元の髪にパーマを掛けることによって、とても複雑な髪型に見えるようにしています。
その他にも動画などをちょくちょく入れたりして、違いを出して飽きさせない工夫も施しています。
最先端のセンスを持つ NASUさん
沢山の芸能人の方、海外からのお客様も担当していて、ブリーチを使ったデザインカラーが得意なNASUさんのアカウント。
「こんな人になりたい」「こんな人のカラーする髪型になりたい」と思ってもらえるように、同じ人への施術の写真を複数枚、別々の角度からとって投稿していますね。
また、「#nasupcolor」というNASUさんオリジナルのハッシュタグを作っているようで、個人のファンを作ることに成功しています。
また合間合間に自分のヘアアレンジした人の画像を上げたりして、自分のスキルの高さを見せるのにも余念がないです。
人気美容室の代表取締役 三科光平さん
UUUMに所属するYoutuberでOCEAN TOKYOの代表という多くの肩書を持つアカウントを持っているのが三科 光平さんです。
もともとYoutubeでメンズのヘアアレンジ動画を上げて多くの視聴者を抱えていましました。
そんな方がInstagramにきたら成功するのは当たり前といえば当たり前です。
しかし彼のすごいところは動画はあまり挙げずに、画像で勝負している点です。
画像のクオリティはピカイチで、構図や魅せ方がとてもうまいです。
とても学べるものが多く、良いアカウントとして紹介させていただいきます。
憧れの女性像の体現者 久保 雄司さん
こんな女性になりたいと思わせれるような画像の数々を上げているのが久保 雄司さんのインスタグラムアカウントです。
かっこよかったり、可愛かったりするヘアアレンジを載せているのは当然として、メイクアップまでの画像も上げています。
つまり女性のトータルコーディネイトができる画像の数々を上げていて、専属のスタイリストを呼べない一般人の味方です。
成功事例の共通点
5つの成功事例を見てきたが、これらに共通するのは
- アカウントのコンセプトがしっかりしている
- フォロワーが多い
- 投稿に工夫が見られる
- インスタグラムの機能をうまく使っている
- ハッシュタグのチョイスがうまい
等が挙げられます。
成功した美容師さんたちの投稿が「インスタ映え」なのは当たり前にできてます。
それよりも重要なものとして一つひとつの投稿に意思が感じられる点です。
何を見せたいのか?何を見てほしいいのか?誰が見そうなのか?
などがよく見て取れる点です。
これらに注意していけば、インスタのSNSマーケティングでは成功を収めれるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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