「ブライダル業界・結婚式場がインスタグラムで映えてる!」
「ブライダル・ウェディングのおすすめで紹介されたところが人気がすごい」などと思い、
なぜそうなるのかと疑問に思っている経営者は多くいると思います。
今では日本の人口は減り続け、結婚をしても式を挙げなかったり、結婚すらしない人たちが年々増えてきています。
その中でも、自分たちの特徴をうまく出し生き残っていってるブライダル会社や結婚式場は数多く存在しますが、今後それらがどうなっていくかは不透明です。
不透明な状況を打開して、超人気ブライダル会社や結婚式場にしていく方法の1つにインスタグラムからお客さんを獲得する方法があります。
ブライダル会社・結婚式場の強みや特徴をより良く発信できるのは今の時代では、SNSになります。
その中でもとりわけインスタグラムは結婚式との相性が抜群です。
今回は、パンダメディアラボ編集部が、結婚式場・ブライダル会社がインスタグラムをどのようにSNSマーケティングに活かす事ができるのか?について記事にまとめました。
※記事の最後で、【無料お役立ち資料の「業界別!フォロワー1万人以下の企業Instagram事例集」】のダウンロードについてもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。
インスタグラムとは?
インスタグラムはFacebook, Inc.が所有する2010年にできたSNSです。
- 日々の情報発信し、認知を拡大する新たな共有手段
- タグ検索などで新しい顧客を発見するのに役立つ
- 既存のファンとつながり、コミュニケーションがとれる
- ビジネス機能、ショップ機能、「料理を注文」スタンプなど購入促進や集客に効果的な機能がある
個人やブランドがインターネット上にページを作り、写真や動画の「ビジュアル」で世界観を表現をしたり、多彩な機能を使ってコミュニケーションをすることができます。
受け取る側は一目見て発信側の意図が理解でき、すぐにシェアができるので、知れ渡るスピードは他のSNSに引けを取らないし、一番早いといえます。発信する側は撮影するだけで、1枚の写真から投稿ができてしまうのでとても簡単です。
だからこそ、「インスタ映え」という言葉が生まれましたし、インスタグラムが急成長している要因でもあるのです。
なぜインスタグラムはビジネスで注目されているのか
国内月間アクティブアカウント数が3300万(参考:インスタグラム公式、2019年3月時点 Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 – Facebookについて )で、
日本の人口は2021年時点で1.25億人ですので、4人に1人はインスタグラムユーザーといえます。
これまでは「女性ユーザー」が多い印象でしたが、
30代~60代の利用者も増え、男性比率が43%とユーザー層が多様化しています。
また、日常生活の中でオンライン上でのコミュニケーション機会が増えているなかで、
インスタグラムはショップ機能や料理を注文する機能など多くのビジネス新機能の追加を発表しました。
これにより、国籍・性別・世代を問わず誰もが利用している多種多様なマーケットへ進化を続けています。
「インスタグラムと結婚式」の相性が良い理由
インスタグラムは主に画像と動画で相手に情報を伝えるものです。

ビジュアルと雰囲気でアピールするブライダル業界
そして結婚式の良さ、スタッフの中の良さ、結婚式場の雰囲気、ブライダル会社が提供できるクオリティ、などを伝えるのに画像や動画は最適だと思われます。
また今までは結婚式場・ブライダル会社の認知度を挙げるためにはチラシをポストに投函したり、テレビCMで宣伝したりするなどしてたと思います。
しかしPRというのはより多くの方に知ってもらうことが大事です。
そして多くの人に知ってもらえる可能性や、多くの人により早く知ってもらえるのはビラやチラシよりSNSです。
今ではインスタグラムは国内ユーザーが2900万人を超えています。
テレビ並みの爆発力とSNS特有の拡散力がインスタグラムにはあるので、活用するべきです。
日本人の多くはインスタグラムで検索し、情報収集する
現在、多くの日本人はSNSを暇つぶしやプライベート感覚で利用していて、親世代や主婦層のインスタグラムの利用者数も年々増加傾向にあります。
「⽇本の利⽤者がハッシュタグで検索する回数」は対グローバル比で約5倍で、非常にアクティブです。
出典: Facebook 内部データ, 2018年5月,「House of instagram配布資料」
インスタグラムで利用されているハッシュタグをベースに検索窓で検索し、画像や動画を検索して閲覧するだけではなく、旅行先や外食先を決めたりと何らかのアクションを取っているようです。
アクションにつながる発見の場:20%が毎日検索機能を使用し、そのうち42%が何らかのアクションをとっています。
引用:Facebook for business「Instagramの最新情報」
インスタグラム内の検索で見つけることのできる投稿は、おそらく公式の情報よりも最新の情報であることが多いです。投稿に良いクチコミが書かれていれば、高感度や信用度が上がり、アクションを起こす決め手になります。
例えば、結婚式の前撮りについて、新婦はウェディングフォト、ヘアスタイル、式場についての情報収集に使われています。
ブライダル業界が発信する情報に加えて、実際の利用者の写真投稿を見て、大事な瞬間を過ごすための式場やドレス、カメラマンを決めているようです。
インスタグラムで結婚式場やブライダル会社の成功事例
いろいろ話してきましたが、実際に結婚式場やブライダル会社で集客に成功している事例があるかどうか気になりますよね?
そういった方向けに、全国でインスタグラムを使ったマーケティングを行なっている結婚式場やブライダル会社の成功事例を集めてみました!
aedam
ウェディングドレスなどの写真をきれいにとって、それを投稿しているアカウントはaedamです。
投稿一つ一つに【お問い合わせ】の電話番号や時間帯を記入していて、ユーザーが欲しい情報が目に入りやすいです。投稿を見つけた人がわざわざプロフィールを拝見しなくても、投稿から、直接店舗に問い合わせることも可能となります
こちらは結婚式場の紹介や、、衣装レンタルなどを行っていて、実際に利用者の様子を写真や動画を撮っているそうです。ドレスの様子がわかりやすいですね。どちらもキラキラした感じと清楚感を出して統一感を出しています。
小林樓
結婚式場としては珍しい、日本庭園の見える、結婚式場になっています。投稿写真には、新郎新婦の様子と式場内の自然の様子がアピールポイントであることが伝わりやすいように、写真が工夫されています。日本の昔ながらの良さ、侘び寂びをしっかりと写真に落とし込んだ投稿を出しています。
また一つ一つの写真に、統一感は損なわずに、効果的なエフェクトを入れているので、写真がより映えて見えます。
ブライダル グランシア須賀川
福島にある結婚式場の投稿をしているのが、ブライダルグラシア須賀川です。
いわゆる結婚式場の風景を活かした、おしゃれで綺麗な投稿の数々になっています。
要所要所で出てくる自然や、実際に提供されるケーキの写真、バルーンの写真などなような写真が掲載されています。きれいで、とても楽しめそうな結婚式場になっています。
インスタグラムを始めたら最初に行うべきこと
インスタグラムは日々進歩していていろいろな機能が追加されています。
そのなかでインスタグラムを始めたばかりの方にまずは使ってほしい「ビジネスアカウント」機能を簡単に紹介します。
無料でビジネスアカウントにすると高度に集客可能!
アカウントをビジネス用にするビジネスアカウントというものがあります。
ビジネスアカウントは、宣伝広告を投入する場合はお金が掛かってしまいますが、そのほかは無料です。
アカウントの種類の変更は、スマホアプリから行うことができます。
ビジネスアカウントでできること
ビジネスアカウントが、個人アカウントと大きく違う点が4つあります。
- インサイトが見れる
- ビジネス情報が公開できる(電話番号、メールアドレスなど)
- 自社のサイトやサービスなどに誘導できる
- インスタグラム内で広告出稿ができる
これらによってインスタグラムで獲得したフォロワー投稿を見たユーザーなどを、自分のサービスや商品へ誘導しやすくなります。
直接連絡できる情報コンテンツを載せる
ビジネスアカウントにすることで、「メールアドレス」や「電話番号」などを追加することができます。
わざわざホームページを検索するなどせず、直接お店に電話をかけることができるため、アカウントに興味を持ったユーザーにとって非常に便利です。
ビジネスアカウントの詳細や、切り替え方法は、こちらで確認できます↓↓
事例から学ぶインスタグラムのコツ
インスタグラムは写真を選んで投稿するだけの簡単なツールです。誰でも簡単に画像で情報を発信できるので、多くの企業がインスタグラムを利用しています。
一方でブライダル業界などのインスタグラムアカウントはまだ少なく、すべてのアカウントがうまくいっているというわけではありません。
その中でも、インスタグラム運用が成功しているアカウントがあり、それらには共通点が4つあります。
- アカウントのプロフィールがわかりやすい
- 投稿頻度が高く、投稿がわかりやすい
- 位置情報を入れている
- 動画やストーリーズを活用している
インスタグラムで集客を成功させるために、特に何を気をつけるべきか紹介していきます。
プロフィールに情報をわかりやすくまとめる
プロフィールは箇条書きでまとめ、アクセス・連絡先の詳細を記載しましょう。
日本のインスタグラム利用者のうち約4割は「興味を持ったブランドについてもっと知りたい時プロフィールを⾒る」と回答(出典:IPSOS プロジェクトInstagram 弊社委託調査, 2018年11月,「House of Instagram」配布資料)
投稿を見たことであなたのアカウントに興味を持ったユーザーは、プロフィールから直接あなたにメールやメッセージなどで連絡ができ、実際の店舗への来店や集客につながりやすくなります。
視覚的にインパクトのある写真を選ぶ
サービス業では特にその地域の住民に「ここに行きたい」「ここで式を挙げたい」と思わせ実際に行動に移させるほどの視覚的なインパクトが必要になります。
単にインパクトが強ければいいというのものではなくその店のこだわりが感じられるメニューなどを投稿して自社にあった独自のブランディングを心がけましょう。
また投稿する写真には必ずキャプションに説明を書きましょう。「どのような種類の投稿なのか」「誰に見てほしいのか」などを説明するとより伝わる投稿になります。
【関連記事】【インスタ映えを撮る】投稿写真の基礎!「伝わる」を撮る4つのコツ
位置情報を投稿に入れる
インスタグラムは投稿をする場所や写真にかかわらず、
地図で位置情報がわかる「場所」を入れることができます。
このように、ユーザーは検索窓からアカウントやハッシュタグだけではなく「東京」などの地名を入れて、場所を検索することができます
例えば「東京」というワードで検索しすると、上位検索結果では5番目に多く検索されていることがわかります。
特にサロン、美容業界には相性がいい機能なので、位置情報を入れましょう。
【関連記事】来客増加!インスタグラム「地図検索機能」近隣エリアを検索可能に!!位置情報がポイント
動画の活用
結婚式場・ブライダル会社ですとあまり進んで無いのですが、「動画」が今後SNSではかなり大きなキーワードになります。
それは、インスタグラムだけではなく、ツイッターなどもそうです。もちろん、Youtubeなどは動画をまさに活用しているSNSですね。
結婚式の華やかで、楽しそうなムードや雰囲気は、画像より動画の保が伝わりやすいです。
こういった動画を見ると、「この結婚式場でなら式をあげたい」「この会社のブライダルプランが面白い」などという感じになりやすいです。
画像以上に、情報を伝えることができる「動画」を今後もっと活用することが集客のコツになります!
もちろんアカウントのコンセプトに沿ってないような投稿として動画を無理やり上げる必要はないです。
例えば、動画で家の紹介をしてみるとかです。
最近では、「「ストーリーズ」機能を活用して動画を投稿し、「ハイライト」機能で動画をまとめることや、「リール」機能の活用もおすすめです。
ストーリーズに動画を投稿すれば、「ハイライト」機能でプロフィールページにピックアップしたい動画をカテゴリーごとにまとめることができるので、
まるで動画版カタログのような使い方ができます。
「ストーリーズ」機能に関してはこちらの記事を合わせてお読みください↓↓
ハッシュタグのコツ
インスタグラムの投稿には、合計30個のハッシュタグ(#)をつけることができます。
まず、これをめいいっぱいつけてください!30個のハッシュタグをつけて凍結されることなどはありません。できるだけ露出を増やす為に、できるだけ多くハッシュタグをつけてください。
結婚式場・ブライダル会社のアカウントをお持ちの場合は、多くの人が検索してくれそうなハッシュタグを付ける必要があります。
しかし結婚式場・ブライダル会社のアカウントには、「このハッシュタグは誰のためのなんだろう?」というものをよくつけているアカウントもあります。
ハッシュタグをとりあえずつけているだけで、まったくどういうシーンで活用されるハッシュタグなのか意識されていません。
ここでは、必ずユーザーが検索しやすいハッシュタグをつける必要があります。
実際に「フォロワーにつながるハッシュタグ」。つまり、実際に「検索されそうなハッシュタグ」をつける必要があるのです。
「#千葉結婚式場」「#仙台結婚式場」「#福岡ブライダル」「#大阪ブライダル」など、地域を表すハッシュタグはかなり重要なハッシュタグです。
さらに「#北海道」よりも「#札幌」など、より詳しいハッシュタグにするのがコツです。
投稿が多いハッシュタグではなく、より顧客に刺さる詳細なハッシュタグにするようにしましょう。
基本的に、ハッシュタグはより小さい、細かい領域を狙うようにおすすめしています。
そして、結婚式場・ブライダル会社も例外ではありません。
例えば「#結婚式」「#ウェディングドレス」とかよりかは「#春結婚式」とか「#純白ウェディングドレス」などです。
成功にしっかり結びつけるには正直大きなハッシュタグは避けたほうがいいです。
もちろん新しい顧客へのリーチ、つまりフォロワーを増やすには多くの人に見てもらうことも大事で、そのためには多少大きくても検索してもらいやすいハッシュタグの設定も試す価値はあります。
しかし、アクティビティユーザーにしっかり見てもらうには、検索回数は少なくても比較対象が少ないほうがより良い印象をユーザーに与えられます。
限られたハッシュタグの数なので無駄にしないでいきたいです。
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