「アパレルの店員の私服がインスタで話題でお店に人が増えている!!」とびっくりされているアパレル店やアパレルブランドの方も多いのではないかと思います!
今回は、パンダメディアラボ編集部が、アパレル系がインスタグラムでどのようにアカウントを運用し、SNSマーケティングに活かす事ができるのか?について記事にまとめました。
今やアパレルは、ブランドやセレクトショップなど様々な店舗があります。
また通販で売ることも可能になりました。
そして多くのブランドが出てきたりしていて市場規模が年々伸びています。
一方で、日本人の人口は少なくなっており、お客さんになりうる人の数も、やはり競争は激化しているのです。
これまでテレビ広告などのマスメディアや雑誌などを中心に集客が行われていましたが、現在最も盛り上がっている領域はSNS(ソーシャルメディア)と言われています。
その中でも特に、今回はインスタグラムを使った集客について解説できればとおもいます。
※記事の最後で、【無料お役立ち資料の「業界別!フォロワー1万人以下の企業Instagram事例集」】のダウンロードについてもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。
インスタグラムで集客できるの?
インスタグラムとは?
インスタグラムは2010年にできた比較的新しいサービスです。
Instagramは、無料の写真共有アプリケーション。日本では略して「インスタ」とも呼ばれることもある。 コダックのインスタマチックおよびポラロイドのインスタントカメラに配慮してインスタグラムの投稿画像は正方形が基本である。(引用:wikipedia)
インスタグラムの特徴
インスタグラムの特徴は、やはり「画像で伝えられる」のが非常に大きいです。
これまでのTwitterやFacebookのように文章でサービスの良さを伝えることには限界があります。
また、Youtubeなどの動画をしっかり撮影しようとすると、かなり時間やお金がかかってしまうのです。
しかし、インスタグラムであれば写真をパシャっと撮影し、次の瞬間には投稿できてしまう手軽さがとっても活用しやすいところです。
さらに重要なのは、これは「投稿側が楽チン」なだけでなく、「みる方もパッと見でわかる」というのが重要なところです。
これによって、様々な情報(アパレルのブランドイメージ、アパレル店の雰囲気、服などの見た目など)が、伝わるのです。
特に若い子では、細かい文字を雑誌や本で読んで情報収集するのではなく、パッと見て様々なものごとを判断するのに長けています。
だからこそ、「インスタ映え」という言葉が生まれましたし、インスタグラムが急成長している要因でもあるのです。
アパレルブランドにインスタは最適なの?
アパレルの集客に最適な理由は、ずばり「見た目」が重要な要因になるからです。
これまでも、雑誌やテレビなどでアパレルが特集されるときには、
- 出来栄え(質)
- デザイン
- ブランドイメージ
などが、総合的に判断されて、集客されていました。
この流れとマッチするSNSは、TwitterでもYoutubeでもなくInstagram(インスタグラム)です!
もし店舗をお持ちの場合は自社の服などをサービスで試してもらったあとで写真をとるでもいいと思います。
通信販売のお客様は無料で服などをお試しができるキャンペーンなどをうった上で写真を取らせてもらうなどもできます。
また最近のiphoneなどのカメラはかなり良いコンテンツが簡単に撮影できるのでおすすめです。だいたい1分くらいで撮影&投稿できるのが嬉しいですね。
無料でビジネスアカウントにすると高度に集客可能!
知らない人も多いですがアカウントを集客に特化したビジネスアカウントというものがあり、この「ビジネスアカウント機能」はなんとインスタから無料でアップデートすることができます。
実は、一般人の方でもビジネスアカウントにすることは可能です。
ビジネスアカウントにすることで、通常であればHPを載せることしかできませんでしたが、「メールアドレス」や「電話番号」など、これまで表示されなかったなどの機能の追加することができます。
特に、そういった情報コンテンツを載せられる「ビジネスプロフィール」がおすすめです。
ビジネスアカウントにすると、「メールアドレス・電話番号・住所」の登録が可能です。
メールアドレスを登録すると、見てくれた方がメールを送る事が可能になります。また、当然、電話番号を登録したとすると、直接お店に電話をかけることができるのです。
そのほか、住所やお店の予約ページなどに直接誘導する機能もあるので、まずはビジネスプロフィールに変更し、実際に情報を登録して見てください。
例:(美容室の例)LIPPS MENS
アパレルのインスタ活用成功事例
とはいえ、本当にアパレルのインスタアカウントなどで集客に成功している事例があるかどうか気になりますよね?
そういった方向けに、全国でインスタグラムを使ったマーケティングを行なっているアパレルアカウントを集めて見ました!
GU(ジーユー)
フォロワーが約125万と、多くのフォロワーを抱えるのはGUアカウントです。
このアカウントの凄さは、1投稿に対してだいたい4,000いいねが来ているところです。
芸能人や有名人がモデルの起用はいいねに直結していますね。ただモデルとして起用するのではなく、ハッシュタグにモデルの名前を入れることで、検索経由で投稿を見つけることができます。
今後もどのような投稿が来るか期待が大です。
PEACH JOHN(ピーチ・ジョン )
イベントを開いて多くへのリーチが成功しているアカウントがPEACH JOHNです。
応募方法
ピーチジョンアイテムを購入してコーディネートを撮影
↓
ピーチジョンの公式インスタグラムアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#PJme」を付けて自身のアカウントに投稿
↓
抽選で毎月1名にWEBで使える¥10,000クーポンをプレゼント
参加者はイベントに参加できた楽しさと、クーポンがもしかしたらもらえるというドキドキがあって、参加したくなります。
このようにキャンペーンやイベントを開催することはとてもいい手ではあるので一度試してみるのもいいです。
GRL グレイル
今やだれもが知っているグレイルのアカウントといえば、GRL公式通販サイトのアカウントです。
1日に複数枚を投稿していることで、フォローしているユーザーに何度も情報を発信しています。そのため、いいねの増加や、ユーザーの購入意欲を掻き立てることに成功しています。
また、グレイルの商品を実際に試着したり、購入商品を紹介を投稿した一般アカウントやインフルエンサーの投稿をリポストしていることで、どんなユーザーにとっても身近に感じられるような工夫を凝らしています。
アパレル向けインスタ活用の3つのコツ
このように、インスタグラムを使ってアパレルブランドの方々は様々な工夫をして集客を実施しています。
そして、どのブランドもある程度の成果は得られていると思われます。
なぜならアパレルという分野がインスタグラムに凄くマッチしているからです。
しかし、ある程度までフォロワーが増えていてもいいねの数が伸びなかったりして、目に見える実績とまで行ってないアカウントも多々あるのがアパレル業界の現状です。
よくあるアパレルアカウントの失敗が「とにかくファッションの写真を上げればいい」「インスタ映えしてればいいや」と思って投稿していることです。
ずらーっと画像のギャラリーが、多種多様なファッションの投稿になっていて、「PRがしたいだけなのかな?」と誤解されるアカウントがあります。
しかしそれではダメ✗で、インスタのアカウントではいかに受信者側がためになる情報だなっと持っていただくことが大切です。
なので、まずは基本的なことからSNS集客に向けた3つのコツをお教えします!
プロフィールをしっかり設定する
プロフィールは必ず「わかりやすく」「文字数いっぱい」記載する必要があります。
また、プロフィール画像も、写真もロゴやお店や自分を適当に写すのではなく、しっかりと考えて記載する必要があるのです。
このあたり、とても適当になっているアカウントが多いので気をつけてください!
プロフィールで最も重要なのは、
- このアカウントは、何のアカウントなのか?
- このアカウントをフォローする価値とは何か?
ということを明確に伝えてあげることです。
これらのコンセプト設定は投稿をする上でも最重要なのでまず最初にやってほしいです。
もちろん、プロフィールが良いだけではフォロワーが増えるわけではありません。インスタグラムは基本、アカウントの良し悪しは投稿の写真や動画、そしてストーリーなどで判断されます。
しかしプロフィールをしっかり記入すると良いことが2つあります。
例えば、ファッションの写真が大量に上がっているアカウントは無数にありますが、それだけでは誰もフォローしたいとは思いません。
ただ、「デートのときにウケるレディースファッション!!」と書いていれば、同じような悩み(デートのときのコーディネートをどうしよう?)と思っている女子の需要を満たして、フォロワー増加につなげることができるのです。
特に、良い写真が大量にあがっていて、フォロワーがどんどん増えても、顧客にならないと悩む方が本当に多いです。
一方で、フォロワーがそれほど多くなくても、定期的に顧客として獲得できている方もいらっしゃいます。
その違いは、プロフィール欄で、しっかり「予約方法」や「購入方法」が誘導されているかどうかです。
ほしいなっと思ったものがワンクリックで買えてしまうことが大切です。
基本的に購入の判断は最終的には直感で行われるからです。
集客できるハッシュタグ(#)のコツ
インスタグラムの投稿には、合計30個のハッシュタグ(#)をつけることができます。
まず、これをマックスの数である30個のハッシュタグをつけてください。
ハッシュタグを30個つけてもアカウント凍結されることなどはありません。
できるだけ露出を増やす為に、できるだけ多くハッシュタグをつけてください。
アパレルでアカウントをお持ちの場合は、新規顧客に対して検索をしてくれそうなハッシュタグを見つけていく必要があります。
アパレルアカウントでありがちなのが、ハッシュタグをとにかくつけるだけつけていることです。
ハッシュタグは検索側のためのツールです。
なので必ずユーザーが検索しやすい、しそうなハッシュタグをつける必要があります。
実際に「顧客を集められるハッシュタグ」。つまり、実際に「検索されそうなハッシュタグ」をつける必要があるのです。
上記の例としては、「ママ春コーデ」「銀座マダム冬コーデ」「箱根デート夏コーデ」などです。
これらはシチュエーションや誰が検索しようとしてるかなど様々なことを考えた上でだされたハッシュタグです。
またこれらのハッシュタグで検索する人は明確に悩みがある人が多いです。
例えば「箱根デート夏コーデ」では夏に箱根にデートに行くけどいいコーディネートが思いつかないと検索者は思っています。
ここまで明確な悩みがあって、アパレルのアカウントでいい写真を見つけたらその写真に行きます。
その上で、もし写真に写っているコーディネートを自分の持っている服では厳しいと、服を買いたいなと思ってくれます。
そうすると検索者は写真の服を買ってくれる可能性がものすごく高くなります。
アパレルの写真はインスタグラムでは溢れかえっています。
その中で上位に来る写真は、もともとのフォロワーが多いアカウントが多いです。
つまり少し伸び悩んでいるアカウントの写真は競合が多いと、見てもらえない可能性が高くなります。
その厳しい中で見てもらうには、素材や形などの詳細のアピールポイントをまとめたハッシュタグをつけることです。
例えば「トレンチコートコーデ」「チェックマフラー」「シンプルバッグ」などです。
顧客が検索するハッシュタグを想定することが大事です。
またアパレルで重要なのは、「どれだけ実際に来てもらった人にハッシュタグをつけて写真を撮影してもらえるか」です。
なので、インスタ映えするアパレルの写真を載せてもらって#〇〇風をつけてインスタに投稿してみてね的な誘導をできるといいと思います。
例えば、アメカジ風の服を押し出しているときは、「#外国人風(ブランド名)スタイル」などと新しいハッシュタグをつけてみると、意外とバズる可能性を秘めています。
このあたりは少し専門的な知識や、アイディア勝負なところがあるので、専門家の方と一緒に相談して見るのもひとつの手かなと思います!
1つの画像に複数の画像
アパレルですと少しずつきているのですが、1つの投稿に複数の画像をくっつけて並べて見せる画像が少しずつ流行ってきています。
しかし、これはすごく手間と暇のかかる作業です。
例えば下の投稿を見てみてください。
https://www.instagram.com/p/Bq9IHhOHYYu/
この画像には6つのコーディネートが混在しています、つまりいい写真を6つ取る必要があります。
「そうしたら6つの投稿をしたほうがいいと思う」という人もいると思います。
確かにもし6つともコンセプトがしっかりしていて独自性がある場合は別々に載せたほうがいいと思います。
しかし実際、今になって独自性を獲得するのは極めて難しいです。
その中でもし、全部の投稿を「1画像に複数の写真」ができたらギャラリーにすごくたくさんの写真が写っていることになります。
これは紛れもなく強い独自性です。
でも作ってみたいけどよくわからないなと言う方がいらっしゃいましたら、まずは専門家に相談してみるのもありだと思います。
まとめ
インスタグラムは、ビジネスでの重要なコミュニティのひとつです。
利用者の80%以上が何らかのビジネスをフォローしているほか、毎日2億人以上がビジネスアカウントを閲覧しています。
日本においても、毎日ビジネスアカウントの1/3以上が「URLをクリックしてサイトへアクセス」したり、「インスタグラムから電話」や、「DMを受け取る」などの形で多くのユーザーとコミュニケーションをしています。
ぜひ、インスタグラムを活用して、集客に挑戦してみてください。
また、インスタグラムアカウントをお持ちアパレルやマーケティング担当者、EC販売を検討中の方、個人事業主の方は是非一度「ShopNow」の利用も検討してみてください。