近年では「インフルエンサー」という言葉をよく耳にすると思います。
インフルエンサー達によってもたらされた情報は多くの人に影響を与えて、多くの人の趣味嗜好を動かしています。
そんな大きな影響力をもったインフルエンサーにマーケティングを助けてもらうのをインフルエンサーマーケティングといい、最近では多くの企業がインフルエンサーマーケティングに力を入れています。
そして最近増えてきたのは、そのインフルエンサーになりたいと言っている人たちです。
しかしそれはとても理にかなっていて、インフルエンサーになることで商品のPRのために商品や給料を貰えるようになります。
それらのインフルエンサーの後押ししてくれる会社も多くあり、今回はインフルエンサーの育成や管理にチカラを入れている会社を詳しく紹介していきます。
インフルエンサーについてのまとめ
まずインフルエンサーについてです。
インフルエンサーとは「影響や感化を表す英語の「Influence」を語源とし、他人の購買意欲や買うという衝動にに強い影響を及ぼす人」を指している言葉になっています。
つまりインフルエンサーとは他人の思考や行動原理に大きな影響をもたらす人のことです。
そのインフルエンサーを使って、マーケティングを行うのを、インフルエンサーマーケティングと呼びます。
インフルエンサーマーケティングとは何?
インフルエンサーマーケティングはその名の通り、インフルエンサーを起用することで行うマーケティングのことです。
主に商品のPRやサービスの紹介をインフルエンサーにやってもらうものになります。
インフルエンサーマーケティングで多くの人にリーチする決めてはインフルエンサーのフォロワーの数や質によって左右されます。
またインフルエンサーの投稿内容にも注意して行けばブランディングの向上にも繋がります。
インフルエンサーマーケティングのもたらす効果は?
インフルエンサーマーケティングを行うことによって得られる効果は高いと思います。
いまやSNSは日本人に欠かせないツールとなっていて、多くの人は毎日何かしらのSNSを使っていると推察できます。
そのSNSでマーケティングを行うことによって他社に対して認知してもらえる度合いが多くなります。
また従来のCMや広告などとは違い、認知してもらうターゲットをインフルエンサーマーケティングのほうは絞りやすいので、より売上アップや集客という面で効果を発揮しやすくあります。
また「いいね」や「シェア」などを投稿の反応から見ることができ、投稿の反応よりPR投稿の効果測定もしやすくなります。
それにより、次の投稿(PR広告)に向けたPDCAサイクルを回すことができ、効果を最大限に発揮していくことが可能になります。
インフルエンサーになるには?
「友達がインスタグラマーで人気ものになった」と驚いている方は多々いらっしゃると思います。
またインフルエンサーっていろいろタダでできてお得だからなってみたいな、と思われる方もいらっしゃると思います。
では実際に今からインフルエンサーになることは可能でしょうか?
ずばり言うと可能です!
インフルエンサーになる最低条件は何かしらのSNSで影響力を持つことです。
つまりフォロワーを多く持っていることが最低条件になります。
これは簡単なようで難しいので、いろいろ試しながらやってみるといいです。
そんなめんどくさいことがしたくないという方には、インフルエンサー事務所に入ることをおすすめします。
最近ではインフルエンサーの育成などに力を入れている事務所もあり、そこでノウハウが学べるとフォロワーアップへの近道な気がします。
インフルエンサーの成功事例
とは言っても、「実際にインフルエンサーマーケティングって行われてるの?」「インフルエンサーって一握りだけじゃないの?」などと思われる方も多いと思います。
しかしそんなことはないですし、しかも#PRとつけた上での投稿で2000いいね以上ももらっているインフルエンサーもいます。
そこで今回はインフルエンサーとして活動した方の成功例を紹介していきます。
イガリシノブさん(@igari_shinobu)
はじめにご紹介するインフルエンサーは「イガリシノブ」さんです。
メイクアップアーティストとして活動されていて、化粧品やスキンケア用品の販売、出版などもされていて、イガリシノブさんはテレビや雑誌などのメディアで取り上げられるほどの有名な人物です。アカウントにもイガリメイクを参考にしたい非常に多くのフォロワーが付いています。
犬で癒やす!ShinjiroOnoさん(@marutaro)
https://www.instagram.com/p/BwFG2SHBICV/
インスタグラマーというか、インスタ犬と言うか、、、という感じですが、多くの方から支持を受けているのがmarutaroというアカウントです。
犬でもありなの?と言われそうですが、何が悪いんでしょう?と逆に聞きたいです。可愛くて、インスタ映えしてますし、日常的な仕草がなんとも言えない、ワンちゃんの日記帳のようなアカウントになっています。
このアカウントでは文章の方のハッシュタグで遊んでみたりもしていて、投稿一つ一つに工夫をこらされています。
可愛いお菓子の数々!(@miku_colors)
https://www.instagram.com/p/BvDvEfLnahp/
可愛いお菓子だけを上げているアカウントがmiku colorsです。
個々のアカウントでは商品のPR写真かなと思わせるような写真の数々が載っています。「#勝手にPR」が入っていることから、自分で全てオーガナイズした写真と言うことがわかります。また季節感をしっかり持った写真の数々に食欲がそそられます。
インフルエンサーマーケティングの成功事例
実際にインフルエンサーを起用してのインフルエンサーマーケティングの成功事例をいくつか紹介したいと思います。
UNIQLO×藤井 明子さん
UNIQLOx横井さんのコラボによりブラトップのPRが行われました。
横井さんのアカウントは商品の紹介も行われていることが多く、その多くはPRとは関係ない、ただのおすすめ紹介になっています。なのでPRであるUNIQLOのブラトップの紹介でもあまり違和感はありません。
またアラフォーの年齢でありながらとても綺麗さを保っている方なので、アラフォー女性のあこがれということもあり、アラフォーの層に対しては抜群の広告効果があると思われます。
フレッドペリー × 横田ひかるさん
フレッドペリーx横田さんでコラボしてPRした商品はファッションです。
横田さんのアカウントでは多くの攻めている、奇抜なファッションが目立ちます。しかしそれらが横田さんにとてもマッチしていて、かっこよかったり、可愛かったりもします。その中で上下で白を基調としたファッションは斬新で横田さんのアカウントにとてもマッチしています。
また投稿を全体的にピントをぼかすことで、写真のかっこよさが出ていて、よりフレッドペリーのファッションにかっこよさが出ています。
EXCEL×小沼瑞季
商品の違いを小沼さんの顔を使ってうまく見せているのがEXCELx小沼瑞季さんのコラボです。
小沼さんのアカウントと化粧品の相性は抜群です。そこをうまく使った起用になってます。また小沼さんのフォロワーには多くの若い人がいて、EXCELのターゲット層にも合っています。またもともとのアカウントの色彩がピンクを基調とした明るいい色が多く、EXCELの化粧品を持った投稿が小沼さんから投稿されても、ステマ感が薄れている印象を受けます。
Dior×古川貴絵
とてもきれいな顔立ちの古川さんとかっこいいDIORの商品のコラボがあります。
古川さんのアカウントではこれと言った絞り方はせずに、自分の日常的なところを切り取って投稿している感じに見えます。
そこにDIORという高級志向の高い香水のPRを持って来るあたりに、「DIORの商品も日常的に使いやすいですよ」というPRが見えます。一見違いが大きくて、広告感が出過ぎるのではないかと思われるかもしれませんが、投稿の写真では一見してDIORと見えにくいので、とても他の写真たちとマッチしています。
またこの商品はどこのだろうと思わせる写真になっているので、DIORと知ることが多くの人はできるようになっています。
大丸・松坂屋×mikuさん
こちらも見事に成功した事例の1つで、バレンタイン用に用意したPR広告となっています。
mikuさんのアカウントのギャラリーは落ち着いたものが多く、華やかではありませんが、とても大人の魅力に溢れたアカウントになっています。
その落ち着きの中にも配色や、物の配置などにこだわりを感じられるきれいな投稿が多いです。また投稿の文章も落ち着きの中に可愛さがあり、コメントとして「可愛いー」とい物が多く寄せられていました。そこが大丸・松坂屋の狙いだったと思われます。
もともとデパート系であり、落ち着かないアカウントでは大丸・松坂屋の良さが消えてしまいます。しかしバレンタインというイベントにおいてはある程度の可愛さというものが求められてきます。
そのへんをうまくマーケティングした上で選ばれた人選だと思うと、とてもすごくハマったという印象になります。
インフルエンサーになるメリット
上記の成功例を見てもらうとわかりやすいですがインフルエンサーで成功をおさめることは可能です。
しかし具体的にインフルエンサーになるメリットとは何でしょう?
インフルエンサーになることで、これらができるようになります。
- 企業案件がもらえる=お金を稼げる
- 一生使っていけるSNSプラットフォームになる
- 自分発信でいろいろな情報を多くの人に伝えられる
まず皆さんが気にされるのがお金だと思います。
だいたい1フォロワーあたり1円ぐらいの感じで広告を出してもらいたいと言われることが多いです。
もちろんそれでもいいんですが、中にはフォロワーを切って自分のアカウントにあった人だけをフォロワーにしている方はいっぱいいらっしゃると思います。
その際はもっと単価を上げて、もらうお金を増やせますので、インフルエンサーになる方は自分のフォロワーの質というのも見直せるといいです。
そしてインフルエンサーとしてフォロワーを多く獲得した暁には、最強のプラットフォームを手に入れたといっていいです。
そうすることによって自分の考えや意見、おすすめしたい情報などを多くの人に見てもらえることになります。
そうしたことがしたい方にもぜひインフルエンサーは目指していただきたいです。
インフルエンサーによるマーケティングの大きなリスク
いいことづくしのインフルエンサーになることにおいて大きなリスクもあります。
それは、「自分の投稿や発言によって炎上が起きること」です。
これは怖いリスクで、SNS上で拡散されてしまった、自分の発信物は一生消えることはありません。
しかもそれが炎上ならなおさら多くのサイトで残っていってしまいます。
典型的な例が、某大学生によるTwitterでの動画事件です。
細かいことは省きますが、端的にいうと大学生が悪ふざけをして、それをTwitterに投稿して、問題になったという話です。
これは大問題になって賠償請求という話にもなりました。
この人は遊び半分でしょうが、あとの人生を大きく狂わせているのは間違いないです。
このような事故も起こることを頭に入れながらインフルエンサーを目指してほしいと思います。
また事故を回避する良い手段の1つとして事務所に登録することも悪くないと思います。
インフルエンサー事務所一覧
インフルエンサーマーケティングの肝は、インフルエンサーがどれだけの影響力を持っているかです。そのインフルエンサーを自社で管理し、また育成を促すことで、大きな広告力を発揮されます。
ちなみに、多くの「トップクラスのインフルエンサー」も、こうした教育体制がしっかりしたキャスティング会社に所属している場合が多い傾向にあります。
LMND(UUUM)
UUUM株式会社を母体として、多くのトップインフルエンサーを起用してくれるのがLMNDです。
ヒカキンなどの超有名Youtuberが多く在籍している会社です。
トップインフルエンサーのクリエイティブ技術を盗んだりできるので、入るだけで意味のある会社になっています。
Twin Planet(ツインプラネット)
TWIN PLANETはエンターテイメント分野で幅広く事業を展開しています。
その中でも、知的財産権(Intellectual Property)に重きを置き、自社に所属するタレントやインフルエンサーの支援などを行っています。
鈴木奈々さんなど、芸能人も多く在籍しており、影響力の強さを身に着けたい方には必見です。
Coupe インフルエンサーサービス (美容師xサロンモデル)
厳選されたサロンモデルだけが所属しているのがCoupeです。
とてもセンスの高さが感じられるクリエーター集団で、みんなの憧れになれるような存在が多く所属しているところです。
その反面、全くの新規での募集というのを見たことがなく、クリエーターとして入るのは難しいかもしれないです。
しかしモデルとしてイチから育ててくれることもあるので、一度連絡をとってみてもいいです。
まとめ
インフルエンサーになるとメリットは3つあります。
- 企業案件がもらえる=お金を稼げる
- 一生使っていけるSNSプラットフォームになる
- 自分発信でいろいろな情報を多くの人に伝えられる
しかし実際にやってみると思ったほどうまく行かなかったり、炎上が怖くなったりしてしまうかもしれません。
まず最初は自分だけで対処せずに、専門家に相談してみてから、インフルエンサーへの第一歩として投稿してみるのはいいと思います。