「投稿を頑張っているのに、いいね!がなかなか増えない」
「『#いいね返し』ってどういう仕組み?意味があるの?」
「フォローがよく返ってくる効果的なハッシュタグはあるの?」
インスタグラムを既に運用している方の中には、このように頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。
実は、毎日インスタグラムの投稿を頑張れば、いいねやフォロワーの数が自動でどんどん増えるというものではありません。
ユーザーとの交流方法やハッシュタグの活用など、フォロワーを増やすコツを理解した上で運用できているかによって、あなたへのいいねやフォロワー数の増え方は大きく異なります。
今回パンダメディアラボ編集部は、ユーザーとの交流方法を解説し、ハッシュタグ検索を活用してインスタグラムで見込み顧客を探す方法をまとめています。
是非参考にしていただき、ご自身の集客方法にあったインスタグラムの運用にご活用ください。
インスタグラムはハッシュタグで繋がるSNS
インスタグラムは、ハッシュタグでつながるSNSです。インスタグラムユーザーが特定のエリアで何かしらの経験をしたことを共有したり、何かしらユーザーが好きだと感じたものや共感したものに関して写真に収め、ハッシュタグをつけて投稿する目的でよく使われています。
ハッシュタグを活用することで、個人のユーザーはもちろん、インフルエンサーから著名人、ブランドまで、それぞれが対等の立場で繋がり、コミュニケーションができるという点が特徴の一つです。
また、ダイレクトメッセージ機能やコメント機能などを活用することで、双方向でのコミュニケーションができます。企業が写真投稿をして一方的に情報発信することだけにとどまらず、ブランドを好きでいてくれるファンや実際に店舗に足を運んでくれた来客などから、コメントをもらったり、ブランドの良さを自ら発信してもらうことで、より共感性が高まります。
多くの日本ユーザーはインスタグラムで情報収集
インスタグラム社の調査によると、日本にいるインスタグラムユーザーは特にアクティブで、他国に比べ5倍多くハッシュタグで検索しているためにインスタグラム市場は非常に大きいと言われています。
(参考:2021年1月 インスタグラム社 好きと欲しいをつくるInstagram )
ハッシュタグ検索を活用することで日本全国のインスタグラムユーザーによる投稿を見つけることができ、さらには、同じエリアで撮影された投稿でも写真についたハッシュタグが違えば、年齢層の違うユーザーの投稿や趣味嗜好が似ているユーザーなど、多種多様な投稿やインスタグラムユーザーを見つけることができます。
株式会社電通の天野氏は「情報との出会い、検索行動は”ググる”から”タグる”へ変化」しているとおっしゃっています。
若い女性から親世代、老若男女まで幅広くインスタグラムが浸透し、普段の情報を集める方法が”ググる(グーグルで検索する)”から、”タグる(ハッシュタグを使ってインスタグラムで情報収集をする)”に変化したというユーザーが増えています。
例えば、表参道にあるカフェについて検索し、他のユーザーのクチコミやレビューを参考にする、といった目的での使われ方です。
検索エンジンで見つけだしたビジネス情報よりも、インスタグラムで見つかる情報のほうがユーザー目線に近いものが多い点や、トレンドや流行など情報の鮮度が高い点が、昨今の検索行動が”ググる”から”タグる”へ変化している理由だと言えるでしょう。
また、2021年6月のインスタグラム最新アップデートでは「地図検索機能」が追加されました。これにより、情報収集のメインツールとしてインスタグラムを活用する人がさらに増えていくかもしれません。
【関連記事】来客増加!インスタグラム「地図検索機能」近隣エリアを検索可能に!!位置情報がポイント
インスタグラムにおけるハッシュタグの役割は?
インスタグラムにおいて、ハッシュタグは投稿画像やアカウントを認知するためのキーワードとして使われています。テーマや撮影場所、商品名、ターゲットのコミュニティを表すキーワードをハッシュタグで表現し、投稿写真や動画を言語化します。
インスタグラムユーザーはこのハッシュタグをたよりに自分の求める投稿を検索したり、ユーザー同士をつなぐ役割を担っています。
また、インスタグラムには「ハッシュタグフォロー」という機能が備わっているため、インスタグラムアカウントをフォローするだけではなく、お気に入りのハッシュタグをフォローすることが可能です。
ハッシュタグをフォローすることにより、ある特定のハッシュタグを使った最新の投稿を常に追いかけることもできます。
【関連記事】インスタグラムで集客に繋がる効果的なハッシュタグとは?ハッシュタグフォロー機能を解説
ユーザーと積極的に交流して、いいねを増やす方法
SNSは双方向型のメディアであるため、「いいね」などを積極的に行い、『ユーザーとの交流』を持つことがポイントです。
インスタグラムでもユーザー同士の交流が重視されています。
- コメント、いいね、フォローが来たら必ず返信する
- 気に入った投稿をいいねする
- 興味のあるアカウントをフォローする
このようなアクションを起こすことによって、フォロワーは断然増えやすくなります。
①コメント、いいね、フォローが来たら必ず返信する
人には相手から受けた好意などに対しお返しをしたいと感じる「返報性の原理」があるため、あなたから積極的にアプローチすることで相手からの反応を得やすいと言われています。
インスタグラムに置き換えると、「いいね返し」「フォローバック」のことです。
投稿写真を素敵だと感じた場合や興味関心があるアカウントの情報発信に対して「いいね」で好意を示すことで、あなたから「いいね」をもらったユーザーはあなたへ興味関心を持ち、あなたの投稿へ「いいね」のリアクションが返ってくるという可能性がでてきます。
いいねをする数が増えると、自然といいねをした相手からいいねが返ってくるようになると言われています。
積極的にリアクションをする数を増やし、より多くのインスタグラムユーザーと相互交流しましょう。
「フォローバックはしたくないけど、フォローしてくれたお礼は伝えたい」というような時は、相手の投稿に何かアクションをしておくと良いかもしれません。「いいね!」や、お礼のコメントをしてみましょう。
②気に入った投稿にいいねする
インスタグラムの検索機能『ハッシュタグ検索』を活用して、お気に入りの投稿を探すことがポイントです。
ハッシュタグ検索でターゲットを見つける
まず、ターゲットが普段投稿する際に使用しそうなハッシュタグを想定します。想定したハッシュタグで検索し、どのようなユーザーがどんなハッシュタグをつけて投稿しているか見つけていきましょう。
- ターゲットを決める
- ターゲットを探すためにハッシュタグ検索をする
- 検索結果一覧から気に入った写真投稿にいいねをする
- 気になるユーザーのプロフィールをチェックしてフォローをする
- あなたからのいいねやフォローを受けたユーザーに通知が行く
↓
<見込み顧客の反応>
・投稿、キャプションを見て、気に入る→あなたの投稿にいいねする
・アカウントのプロフィールを見て、気に入る→あなたをフォローする 等
見込み顧客になりやすいインスタグラムユーザーを探すためには、事前に「どのような属性のインスタグラムユーザーにフォローしてほしいのか」ターゲットを定める必要があります。ブランドの顧客の年齢層や好みを分析し、どんな人に商品を使用してもらいたいのか、どんな人に来客してもらいたいのかを明確にすることがポイントです。
ターゲットとはつまり『見込み顧客』で、フォローしてくれる可能性のある人~製品を買う可能性のある人、店舗に足を運んでくれる可能性のある人などを幅広く意味します。見込み顧客になる可能性のあるユーザー探しは、地道ではありますが比較的効果が出やすく、確実にあなたのアカウントの認知拡大ができるというメリットが挙げられます。
一方で、あなたの投稿へのいいねを増やすには倍以上のユーザーに対していいねをする必要があると言われ、これらの運用に時間的コストがかかってしまうというデメリットもあります。
普段の業務が忙しくて、インスタグラム運用にあまり時間をかけることができないという方には、上記のようなアクションを自動化できるインスタグラムツールの活用がもっとも効率的です。
【関連記事】いいね自動化ツールのメリットは?インスタグラムフォロワーを効率的に増やす!
③興味のあるアカウントをフォローする
さて、ここからは「フォロー」を活用して、簡単で効率的な見込み顧客になりそうなインスタグラムユーザーの探し方・フォロワーが増えやすい投稿方法を解説していきます。
フォロワーのフォロワーがターゲット
もっとも簡単で効率的にフォロワーを増やすためには、あなたの事をすでにフォローしてくれている人の『行動』や『好み』を参考にするという方法です。
まずは、既にあなたのことをフォローしてくれているフォロワーや、「いいね」「フォロー」「コメント」等のアクションをしているユーザーの投稿を確認しましょう。
フォロワーが興味あるアカウントや投稿は、好みや系統が似ていたり、似た趣味や趣向を持っている可能性が高いです。
あなたのフォロワーが興味・関心のあるハッシュタグにいいねやフォローしているインスタグラムユーザーも、好みや系統が似ているということが多いため、あなたのアカウントに興味を持ってくれる可能性が高いです。
※注意:3秒でインパクトを与えるプロフォール
インスタグラムユーザーの多くは、プロフィールを見てフォローをするかの判断は3秒もかからないと言われています。わざわざ検索経由で、あなたの投稿を見つけてくれたユーザーに対して、3秒で直感的にいい印象を与えなければいけません。
そのためにはシンプルでわかりやすいプロフィールにする必要があります。
プロフィール欄に表示される自己紹介文やストーリーズを見た瞬間に「このアカウントでは有益な情報が見れる」といった印象を持って貰えるよう工夫しましょう。
ハッシュタグ検索で見込み顧客を探す方法
最後にインスタグラムで見込み顧客を見つけるために効果的なハッシュタグ検索のポイントをご紹介いたします。
インスタグラムでは、見込み顧客が日常の投稿に使用してると思われるハッシュタグを見つけ出すことで、見込み顧客へ直接アプローチすることが可能です。
例えば、下北沢にあるカフェの見込み顧客が日常の投稿に使用してると思われるハッシュタグを紹介いたします。
下北沢のカフェへ来店すると思われるインスタグラムユーザーを探している場合、
見込み顧客が日常の投稿に使用してると思われるハッシュタグは、「#下北沢」などの場所を表すワードや、「#カフェ」「#cafe」などのカテゴリーを表すワードがあります。
これらのハッシュタグで投稿された写真は、下北沢で有名な古着屋やカレー、カフェ等をはじめ、下北沢エリア外や、日本各地のカフェで撮影したと思われる様々な投稿を見つけることができます。
「#cafe」に関しては、日本のみならず世界中のインスタグラムユーザーの投稿を見つけることができるため、見込み顧客を見つけることは非常に難しいです。
お店のあるエリアに関連度の高いハッシュタグが見込み顧客探しに効果的
見込み顧客を見つけるためには、複数のキーワードを組み合わせてお店のあるエリアに関連度の高いハッシュタグを厳選することがポイントです。
例えば「#下北沢グルメ」「#下北沢カフェ」など具体的な「エリア名+コンテンツ名」を表すハッシュタグです。これらのキーワードを組み合わせることで、実際に下北沢を利用したと思われるユーザーの投稿を見つけることができます。
また、「#カレー好きな人と繋がりたい」「#古着女子」といった、ユーザーの属性や特徴、近隣エリアのランドマーク名、飲食店等の店舗名を表すハッシュタグも効果的です。
※企業の投稿が多いハッシュタグには要注意
美容室を表すハッシュタグに「#美容室」「#ヘアスタイル」「#highlight」といったハッシュタグがありますが、これらは美容室やヘアスタイリストなど、企業や専門家による投稿が比較的多いため、注意が必要です。
投稿内容をよく見ていくと、美容室に来店すると思われるユーザーではなく『美容室アカウントによる施術事例』が投稿されているというケースが多いため、美容師や美容室があなたの欲しいフォロワーではない場合、注意が必要です。
そのため、あなたのビジネスが個人向けの場合、ハッシュタグ検索で見込み顧客を探す際には個人投稿が多いハッシュタグが効果的です。
例えば、湘南エリアの主婦層の来客、サーファーのようなアッシュ系やメッシュの入った髪色を好むユーザーをターゲットにしている場合、「#美容室」「#外国人風カラー」よりも、「#ママサーファー」「#湘南暮らし」などのハッシュタグが見込み顧客さがしに効果的です。
まとめ
今回は、インスタグラムユーザーとの交流方法を解説し、インスタグラムで見込み顧客を探す方法、どのような仕組みであなたへのいいねやフォロワーを増やしていくのかをまとめました。
ユーザーとの交流方法やハッシュタグの活用など、フォロワーを増やすコツを理解した上で運用できているかによって、あなたへのいいねの増え方は大きく異なります。
『お店が得意とするヘアスタイルの特徴』『来店してほしい顧客の好み、属性』などを表すハッシュタグを探し出し、見込み顧客になりそうなインスタグラムユーザーへ積極的にいいねやフォローを行っていきましょう。
是非参考にしていただき、ご自身の集客方法にあったインスタグラムの運用にご活用ください。