インスタグラム

企業・お店がインスタのフォロワーを増やす方法やコツ

企業やお店のインスタアカンウトの担当者からよく「フォロワーを増やす方法を知りたい」というご相談をいただきます。企業のアカウントを運用する方法は個人のアカウントのそれとは異なってきます。このページを読めば企業アカウントを運用するにあったって必要な知識は全てつくでしょう。かなりボリュームが大きいので必要な部分だけを読むことをお勧めします。

Contents

デジタルマーケティングでのSNSの立ち位置

ユーザーを行動に導くメディア戦略

ここからはInstagramマーケティングで何ができるか、どのような目的の設定や施策が 可能かを解説します。はじめに、インターネットでのユーザー行動を「AISAS」(アイサス)モデルで確認します。インターネットで商品を「認知」し「興味」を持ったユーザー は、「検索」などで情報収集し、十分な理解や納得ができたら、購入やサービス利用といった「行動」に至る。そして、SNSなどで商品の感想を「共有」する、というものです。

SNSのユーザーは、次ページの例のように商品を「認知」し、やがて「行動」に至り、 商品を気に入れば「共有」も行います。これはほんの一例にすぎませんが、ユーザーと して同様の行動をした経験のある人は多いはずです。

AISASモデルを企業の視点から見ると、商品を販売し続けるためには、まずユーザーに 商品を「認知」してもらわなければ始まらないことがわかります。そのうえで「関心」を 持ち、理解して購入(行動)してもらうことが必要です。ユーザーの「行動」が、成果を得てビジネスのゴールに至る「コンバージョン」となります。コンバージョンのため、企業はユーザーの「認知」から「行動」までの道筋を作るメディア戦略を考えることになります。 

メディアにはテレビ、ラジオ、新聞、雑誌から街頭のポスターやチラシなど、さまざまなものがありますが、現代ではウェブメデア、特に利用者の増加が激しいスマートフォン向けのメディアを、どのように活用するかがカギになります。AISASに続けてメディアの特徴を、さらに詳しく見ていきましょう。

ウェブのトリプルメディア

ウェブメディアでのマーケティング戦略を考えるときには、「トリプルメディア」のそれぞれの特徴を頭に入れておく必要があります。トリプルメディアとは、性質の異なる3種類のメディアで「ペイドメディア」「オウンドメディア」「アーンドメディア」のことです。インターネットの初期からあったペイドメディア、オウンドメディアに、SNSの流行で存在感を増したアーンドメディアが加わり、トリプルメディアと見なされるようになっています。

それぞれのメディアは、AISASモデルの異なる段階でユーザーに影響を及ぼすことができます。ユーザーにメディアと接触してもらうための集客方法が異なる点にも注目してください。

ペイドメディア

広告など、企業が料金を支払って利用できるメディアです。メディアが集客し、企業は料金を支払うことで自由なメッセージを発信できます。

ユーザーの「認知」の獲得や、セールなどで「行動」を促すサイトへの誘導に向き、費用をかけることによって短期間で大きな成果を出すことが可能です。

オウンドメディア

企業の自社サイトなど、企業が所有しているメディアです。企業は特別に料金を支払うことなく自由なメッセージを発信できますが、集客も自社で行う必要があります。 すでに商品を認知して情報収集のため「検索」しているユーザーや、問題の解決方法を検索しているユーザーに向けて情報を発信し、「認知」から「検索」段階のユーザ 働きかけることができます。成果を出すには、ペイドメディアとは異なり時間をかけて地道にメディアを育てる取り組みが求められます。

アーンドメディア

信用や評価を獲得するメディアのことです。SNSなどユーザー自身やユーザーが作成したコンテンツが主役となる場を指し、企業も1ユーザーとして発信やコミュニケーショーンを行うことになります。人気のサービスには多くのユーザーが集まっていますが、企業のメッセージを届けるには、サービスに合った工夫が必要です。

一般的なSNSは企業が情報を発信し、ユーザーとコミュニケーションすることで「認知」から「行動」の手前までの道筋を作ることができます。また、ユーザーの投稿が口コミ情報として「共有」され、新しいユーザーの「認知」を獲得したり、「検索」するユーザ に情報を提供したりすることもあります。SNSで自社のブランドや商品に関する投稿が えることで、「行動」以外の各段階にいるユーザーに影響を与えることが期待できます。

アーンドメディアがほかの2メディアとは異なる点として、企業が情報をコントロールできる範囲が狭いことがあります。ペイドメディアとオウンドメディアは、企業が主導して、どのようなコンテンツを、 どこに載せるのかを決められます。アーンドメディアでも企業からの発信としては同じことができますが、ユーザーからの発信はコントロールできません。

企業のアカウントも1ユーザーにすぎないので、メディアを支配する主役は圧倒的に一般のユーザーになります。アーンドメディアにおいて企業が成果を出すには、主役であるユーザーの属性や行動、価値観、メディアの文化などをよく知って、適切なコミュニケーションを取ることが必要です。

 

プロフィールを書く5つコツを抑える

Instagramでは、企業に関する情報を伝えられる場所がアカウントのプロフィール画面しかありません。プロフィールの設定は、フォロワーを増やすためにも、 コミュニケーションをより深くするためにも非常に重要になります。

プロフィールとして設定できるのは、[名前]、[ユーザーネーム][ウェブサイト][自己紹介][プロフィール画像]の5項目だけです。役割と設定すべき内容を見ていきましょう。

覚えて欲しい正式名称を設定する

氏名や企業名、ブランド名です。英数字とアンダーバーしか使えないユーザーカ とは違って日本語も使えるので、正式な名称を設定します。企業のアカウントは名前か自己紹介に「公式」であることを明記しておくようにしましょう。ユーザーから企業の公式アカウントだとわかりやすくなります。キャンペーン用だけに使うアカウントの場合は 「○○キャンペーン事務局」のように目的がわかる名前にします。

ユーザーネームを覚えやすい文字列にする

いわゆるアカウント名。英数字とアンダーバーで入力します。一般にはユーザーネーム でアカウントが認知され、キャプションやコメントで「@dekirunet」のように先頭に「@」 を付けて書き込むことでメンション(通知される言及)を行ったりできるので、覚えやす く、入力しやすいものが望ましいです。

ユーザーネームはアカウント作成後に変更することも可能ですが、ユニークでないとい けません。ほかのユーザーと重複できず、早い者勝ちとなります。

ユーザーを誘導したいURLを設定する

サイトURLを1つ設定できます。これが、Instagramで唯一の外部サイトへのリンクを張れる場所となります。ブランドの公式サイトやECサイトなど、ビジネスの バージョン)につながるURLを設定しましょう。

ユーザーに期待して欲しいことを書く

企業やブランドの説明文を入力します。150文字の制限があるので、ターゲットの関心をつかむ内容を入れ込みましょう。立ち上げ段階のまだ写真が少ないアカウントは、日々どんな投稿をするかを書くと親切です。例えば、「日々移り変わる京都の景色を撮影しています。」と書いておくと、ユーザーはどのような写真が期待できるのかがわかり、フォローするかどうかを決めやすくなります。

できるだけ人の存在を感じさせる

投稿の左上に毎回表示される画像です。自社の規定として、SNSのアイコンにはロゴな どの使用が決まっている場合も多いと思うので、規定があればそれに従って設定します。

自由に設定できる場合は、できるだけ「人」の存在が感じられるものにしてください。 担当者が顔を出しなくない場合は、斜め後方から撮った写真などでも構いません。チー ムで運営している場合は集合写真、キャラクターがいる場合はキャラクターの画像でもい いでしょう。

ユーザーは、プロフィール写真を投稿された写真の撮影者として認識します。人間味を感じられるプロフィール写真にすることで、ユーザーがコメントするハードルが下がったり、親しみを感じてくれたりします。

コンセプトを決める

Instagramにどのような写真を投稿するか、コンセプトを決めます。「何を伝えて」「どのような感情を引き出したいか」を考え抜きましょう。

ここからはInstagramの自社アカウントを作り、運営する方法を解説します。運営の目的は、第1にブランディングとしましょう。フォロワーを増やし、エンゲージメントを高めることが、ブランディングにもコンバージョンを目指すにも、まずは必要です。

ブランディングのため、最初にターゲットを明確にします。

このターゲットとは Instagramで紹介したい商品やサービスで設定されているものです。多くの場合は「10〜30代女性」「40代以上を中心とした旅行者」のように、ターゲットの大まかな属性が決まっている場合が多いでしょう。

次に、ターゲットが求めている情報は何かを考え「何を伝えるか」を決めます。私達が この段階でクライアントとの打ち合わせで使う方法は「『○○といえば(自社商品)!』と 言われるブランドになるとしたら『○○』は何か?」というブレインストーミングです。

例えば「スターバックスコーヒー」なら「おしゃれな喫茶店といえば?」で多くの人が 名前を挙げるでしょう。「カジュアルで実用的な服といえばユニクロ」「お笑いといえば吉 本興業」など、強いブランドには「○○といえば?」で多くの人が思い浮かべるキーワー ドがあります。

ここで考える「○○」は、要するに「何で想起されたいか」というキーワードです。もっ と小規模な、個人経営の喫茶店のマスターと一緒に考えるなら、「おしゃれな喫茶店」だけで大手ブランドと勝負するのは難しいので、店の特徴やアピールしたいことを考えなが ら、アイデアを出していきます。「ピザトーストが分厚い」「水出しアイスコーヒーが絶品」 「いつでもジャズの名曲が流れている」「ピアノがあって生演奏を楽しめる」「駅から徒歩2 分」「待ち合わせに最適」など、思いつくままに挙げた中から、もっとも重要なメインの キーワードを1つ、サブのキーワード2~5個程度を決めます。

ここでは「いつでもジャズの名曲が流れている」をメインのキーワードに、「水出しアイ スコーヒーが絶品」をサブに、投稿のコンセプトを考えてみましょう。

 

投稿のタイミングを把握する

時系列のデータ推移をみる

Instagramでは現時点でのフォロワー数を確認できても、時系列の推移を見ることはできません。分析サービス「Iconosquare」(イコノスクエア)を利用しましょう。

Instagramには管理画面やレポート画面が用意されていないため、効果測定に必要なデータをわかりやすい形で取り出せません。そこで外部のサービスを利用してデータを分析するようにします。

ここでは「lconosquare」という英語の分析サービスを利用します。Iconosquareは2016 1日まで無料で提供されていましたが、2月以降は有料サービスとなっています(「PLUS プラン」で年額28.8ドル)。ただし無料で7日間の試用が可能です。

最初に表示される分析画面([Overview])では、現在のフォロー数やフォロワー数、直近7日間でのフォロワーの変動([Last 7 Days])などが表示されます。さらに[Community] 画面からフォロワー数の長期的な推移が確認できます。

エンゲージメントに関しては、[Overview] 画面で最新の投稿と直近の15件の投稿に対 する [LOVE RATE](「いいね!」数/フォロワー数)、[TALK RATE] (コメント数/フォロ ワー数)、[SPREAD RATE](フォロワー以外からの「いいね!」数/フォロワー数)をオー バービューとして確認できるほか、「いいね!」数やコメント数の多い写真を一覧で確認 できます。

週に1回はこれらの情報を確認し、投稿ごとのエンゲージメントとフォロワーの増減か ら、どの施策(投稿やコメントなど)がどのような効果に結びついたかを考察していきましょう。「いつ、何をして、どのように指標が変化したか」という記録が、改善方法を考 えるベースとなっていきます。

ユーザーの移動時間かリラックスタイムを狙う

作業の見通しをつけ、運営チームを動きやすくするため、1週間に何件Instagramに投稿するか、いつ投稿するかの予定を決めましょう。投稿する件数は、最初は無理のないよう1~3日に1件程度として、徐々に増やしていく形でいいでしょう。重要なのは投稿のタイミングです。ターゲットとするユーザーによく見てもらえるタイミングに投稿できるよう、運営の体制を整えましょう。

投稿のタイミングは一般に「曜日×時間帯」で考え、ターゲットとするユーザーが投稿をよく見てくれそうな曜日と時間帯を考えます。例えばショップやレジャー施設ならば、 休日前の夜や休日の午前など、休日に何をしようか考えていそうな時間帯が効果的です。

よくわからない場合には、一般にSNSの利用が盛んになるピークタイムを狙ってみま す。具体的には平日の朝8時前後と夕方19時前後の通勤時、12時台のお昼休み、夜の21 時ごろから24時ごろまでの寝る前の時間です。移動の電車内や昼食前後の空き時間、寝る前の自宅でのリラックスタイムなど、多くの人がスマートフォンに触れている時間帯は、 投稿を見てもらえる可能性が高くなります。

Instagramには日時を指定して自動投稿できるツールがなく、投稿にはどうしても手動での操作が必要です。早朝や夜間に投稿するのは一般的な勤務時間の担当者には難しいですが、投稿作業だけを決めた時間帯に行うようにする工夫は考えられます。

ユーザーにアクションを起こす

コメントへの反応

質問や問い合わせには最優先で返信する

自社アカウントが人気となり、1つの投稿に何件もコメントが付くようになると、ほかのユーザーがコメントを書くための心理的なハードルが下がり、さらにコメントが増えやくなっていきます。

そのような状態になったら、がんばって1件ずつ返信していく必要もないでしょう。

ただし、書き込まれたコメントは必ず確認して、質問などが書き込まれたら、できるだけ早く返信しましょう。例えば店舗の新商品の写真を投稿したら、「今在庫はありますか?」「○○店で買えますか?」のような質問がされることもあります。特に、Instagramこゴアユーザーである若年層をターゲットとした店舗では、このような質問もカジュアル に行われると考えられます。

そのような場合、すぐに該当店舗の在庫を確認し、メンションを付けて返信できれば対応としてはベストです。相手が返信を確認してから店舗を訪れる間に売り切れてしまう可 能性もあるので、「現時点では~」「詳しくは店舗に直接お問い合わせください」などの一言を付け加えておきましょう。

このような質問をするユーザーは自社ブランドに強い関心を持っていて、ファンになっ てくれる可能性が高いです。少し手間がかかるかもしれませんが、丁寧に対応し、自社ブランドのファンを増やすきっかけにしてください。

まれに、コメントとしてクレームなどネガティブな内容が書き込まれることがあります。対応は慎重に、第三者に与える印象も考慮して行います。

クレームの対応は第三者の目を意識する

 

オープンに対応する姿勢が信頼につながるということを常に意識しておく必要があります。

Instagramに限りませんが、オープンにコミュニケーションできるSNSでは企業や商品、サービスに関するグレームが投稿のコメントに書き込まれることがあります。自社の問題が認められる指摘や非難には、真摯に対応するべきです。隠しておきたいような問題であっても、コメント欄できちんと対応することが、結果的には直接コメントした人以外の第三者を含め、ユーザーの信頼を得るベストな方法となります。

ただし内容によっては、Instagramの担当者だけでは対応できない場合もあります。広報や担当部署と連携して対策を立て、できるだけ時間を空けずに返信しましょう。

オープンな対応が基本ではありますが、込み入った内容の場合には、コメントの返信にユーザーサポート用のメールアドレスを記入し、メールでのコミュニケーションに移行 するのも一手です。

明らかに事実と反する、いわれのないクレームへの対応は難しいですが、「貴重なご意 見ありがとうございます」のような形式的な返信を行ってコメントを受け取ったことをお し、その後は返信しないようにすることをおすすめします。

なるべくオープンにした方がいいといっても、いわれのない内容なうえ強い が使われていたりして第三者に不快感を与えるようなコメントは、削除も検討しなく う。悪質なコメントを繰り返すユーザーがいる場合は「Instagramでの嫌がらせまたはいじめを報告」ページから報告して、Instagram社に対処を依頼できます。

自社アカウントの好みを決めてアクションを起こす

積極的にユーザーとコミュニケーションするとはいっても、実際にはやりにくいと感じる人も多いでしょう。誰彼かまわず誰彼かまわず「いいね!」やフォローをすればいいわけではありませんし、かといって「どのようなユーどのようなユーザーとコミュニケーションすればいいか?」を考えると悩んでしまうかもしれません。担当者個人とは違う企業のアカウントを1ユーザーとして動かすのは意外と難しいものです。

そのような場合は、自社アカウントに仮想の人格を設定して「いいね!」やフォローなどの基準とします。具体的にはアカウントの「好み」を決めてみましょう。事業に関連し、自社アカウントに興味を持ってくれるユーザーとつながれそうなテーマを考え、 「自社アカウントは、こういう写真が好きだ」という設定をします。 例えば、スイーツが自慢の喫茶店のアカウントで「ロールケーキが好きだ」と設定すれ ば、行動の基準ができます。ハッシュタグ「#ロールケーキ」で検索して、いい写真に「いいね!」してみましょう。

「好み」をことさらアピールする必要はありませんが、ほかのユーザーから見て、投稿された写真や「いいね!」の付け方から「このユーザーは、こういう人なのだな」という 一見した人となりが感じられることは大事です。「いいね!」したロールケーキの写真を投稿したユーザーが自社アカウントのプロフィール画面を見たとき、実際に店舗で提供して いるスイーツの写真が並んでいたら、興味を持ってくれる可能性は高くなります。

ユーザーへのアクションを自動化するツールを使う

いいねやフォローなどのユーザーへのアクションが自動化されるツールもあります。「DIGITAL PANDA」では、全国のSNSマーケティングを実施している企業を対象に、SNSマーケティングオートメーションサービスの提供を実施しており、多くの企業が利用しています。

以下のような課題を抱えている会社にはおすすめのサービスです!

・フォロワーをもっと増やして認知度を高めたい。

・いいねがもっとつくような写真や投稿をあげていきたい。

・フォロワーは増えたが、実際の集客につなげて行きたい。

DIGITAL PANDAでは、インスタグラム・ツイッターなど主要なサービスすべてに対応したサービスとなっております。また、単純に「フォロワーを増加させる」だけでなく、しっかりと「集客」や「購入」などのコンバージョンまでをサポートしているのが特徴です。

また、サービスを導入している企業向けに、無料でSNS専門家によるアカウントコンサルティングサービスを実施しているので専門家の意見を参考にすることができます。

ハッシュタグを有効に使う

人気ハッシュタグの探し方

投稿数の多い人気のハッシュタグを使うことは、誘導や関心増に効果を発揮します。人気のハッシュタグを見つける方法を身につけましょう。

そして実は誘導に効果的なハッシュタグは自分の近くで発見できるのです!

拡散機能を持たないInstagramでフォロワー以外に写真を届けるため、最も役に立つ要素がハッシュタグです。誘導に効果的なハッシュタグをできるだけ多く付けて投稿を見てもらう機会を増やしたり、共通のハッシュタグを使うユーザーとつながる機会を増やしたりすることは、Instagramアカウント運営のキモだといえます。

誘導に効果的なハッシュタグとは、具体的には「自社アカウントの投稿に興味を持って くれそうなユーザーが、よく検索しているハッシュタグ」です。単純にそのハッシュタグ での投稿が多いことも大事ですが、実際に検索時に入力されたり、投稿のキャプションの 中でタップされたりして検索されているハッシュタグが、もっとも誘導に効果的です。

そのようなハッシュタグは、意外と近くで見つかるものです。具体的には「フィードを よく見る」という地道な取り組みが効いてきます。自社アカウントの「好み」に即してフォ ローしてきた何人ものユーザーが、最近共通してよく使っているハッシュタグはないで しょうか? ちょっと気になる「#○○部」が立ち上がっていたりするかもしれません。 フォロワー増を目指す運営担当者は、フィードの写真だけでなくキャプションもよく見 *スになるハッシュタグは、必ず実際にタップして検索結果を見てください。そこから意外な世界(思いもしなかったようなテーマの投稿)が見つかることもあります。自社アカウントでもそのハッシュタグを使った写真を投稿してみるといいでしょう。

ほかの企業やユーザーグループのアカウントがキャンペーンの告知をしているのを見つけたら、便乗して参加してみるのもいいかもしれません。 そこから新しいユーザー層の誘導も狙えます。

 

フィードの写真を見る以外に、検索画面で表示される最新投稿・人気投稿も参考になります。

最新投稿・人気投稿は、フィードで見ている写真とテーマや人のつながりにおける 関連性があり、人気の高い投稿を見られる場です。ここでは自分が「いいね!」した写真 やフォローしているユーザーが「いいね!」した写真のデータからおすすめの投稿が表示されたり、「世界で人気のアイテム」として人気の高い投稿が表示されたりします。気になる投稿を見て、どのようなハッシュタグが使われているかを調べましょう。画面を下にフリックすることで一覧が更新され、違った傾向の写真を探すことも簡単にできます。

ハッシュタグを10個以上つける

■ハッシュタグが多いほど「いいね!」も増える傾向がある

ハッシュタグは多くのユーザーに写真を届けるために欠かせないものです。できるだけ多く付けることで、反応を増やすことができます。

拡散機能を持たないInstagramでほかのユーザーとのつながりを持ったり、過去にかりやすくしたりするためには、ハッシュタグが重要になります。企業アカウントもハッシュタグを活用して表現しましょう。

キャプションが長すぎることは歓迎されませんが、ハッシュタグが増えた結果キャプションが長くなっても、ネガティブに捉えられることはありません。

キャプションの場合 は「読まなければ」と感じさせてしまいますが、キャプションの最後にまとめて書き込まれたハッシュタグは、興味のないユーザーは読み飛ばすことができます。

米国では、Instagramにおけるハッシュタグの数ごとのユーザーの反応を調査したとこ ろ、0~10個の投稿よりも11個以上付けた投稿の方が反応が多かったという報告もありま す。

Instagram分析サービス「Aista」を利用した分析結果でも、ハッシュタグが多いほど「いいね!」数が多くなる傾向が見られます。ハッシュタグが多いほど、多くのユーザーに見られるようになるためでしょう。投稿にはできれば10個、最低でも5個はハッシュタグを付けるようにしましょう。

ハッシュタグをつける時の注意点

Instagramのハッシュタグには、次のルールがあります。入力ミスをしないように覚えておきましょう。

・先頭に「#」を入力する ・日本語、英字、数字が混在していてもOK ・ハイフン(-)、アンダーバー(_)などの記号は利用できない ・ハッシュタグの前後は半角スペースで空ける

・ハッシュタグの途中に半角スペースは入力できない

半角スペースが入ると、ハッシュタグはそこで終了と認識されます。入力中にハッシ タグが終了と認識されると候補が表示されなくなるので、適切に入力できているかを判断する基準として、候補表示の有無を参考にするといいでしょう。

投稿の質を上げる

写真加工アプリを使う

スマホを高度な加工まで可能な編集スタジオにする

写真に写り込んでしまった邪魔なものを消したり、人物や物、ロゴなどを合成したり、 といった加工が必要になる場合があります。そのようなときにはパソコンでレタッチソフトを使うのもいいですが、スマートフォンで作業を完結できれば、より手軽に、いつでも素早く写真を投稿できるようになります。

 

不要な部分を消せる「TouchRetouch」

「TouchRetouch」(iOS:240円/Android:199円)は、風景写真に写り込んでしまった 看板や人物、邪魔な小物などを簡単に消すことができるアプリです。消したい部分を選 択して処理を実行するだけで、周囲の部分となじませて消すことができます。雑貨などの 小物を撮った写真のゴミの除去など、小さな被写体にも活用できます。

写真を美しく仕上げたいときのほか、公開してはいけない情報を消すためにも利用で き、持っておくと便利に使える機会の多いアプリです。

 

ロゴ入れなどには「背景透過」と「合成写真 合成スタジオ」

背景透過」(iOS :無料)と「合成写真 合成スタジオ」(iOS :無料)は、どちらもiOSのみのアプリです。背景透過で写真から一部を切り抜き、合成写真 合成スタジオで別の写真と組み合わせて、合成写真やコラージュを作ることができます。

この2つのアプリを併用すれば、ブランドのロゴやマスコットキャラクターの画像を切 り抜いておき、写真に合成するような使い方も可能です。

ユニークな動画を作成する

「繰り返し」や「圧縮」でユニークな表現を作ることでユーザーを惹きつける動画を作りましょう。

動画は普通に撮ろうとすると、写真の何倍もの手間や時間がかかります。しかし、ちょっとした工夫で、インパクトのある動画を簡単に撮ることも可能です。Instagram社が提供している2本の動画アプリを活用しましょう。どちらも撮影時は長方形の動画ですが、 Instagramで投稿するときに正方形にトリミングできます。

コミカルな動きを簡単に表現できる「Boomerang」

Boomerang」(iOS/Androido :無料)は、シャッターボタンをタップすると1秒間で 10コマの写真を撮影し、それをつなげてループさせた4秒の動画を作成します。初めて起 動するとインカメラの映像と「とっておきの変顔を撮影しよう。」というメッセージが表示 されて戸惑うかもしれませんが、短い時間のちょっとした動きを撮影するのが、 Boomerangの得意とすることです。動物や子どものコミカルなループ動画はどのSNSで も人気ですが、Instagramでも非常に人気があります。

コミカルなものに限らず、できたての料理から湯気が立ちのぼる様子、水面の輝き、プ レゼントを渡された瞬間の驚きと笑顔、試着室でポーズを決めたところなど、静止画(写 真)だけでは表現しきれないことも、Boomerangならば手間をかけずに、簡単な動画で 伝えることができます。

 

1分を5秒に圧縮して見せられる「Hyperlapse」

Hyperlapse」(iOS/Androido: 無料)は、タイムラプス動画を簡単に撮影できるアプ リです。タイムラプスとは星の動きや蝶の羽化の様子、料理を作る作業の流れなど、長 い時間のかかる変化をコマ撮りして動画にし、短時間で見られるようにしたものです。

一般的にタイムラプス動画を撮影するには、長時間同じ場所にカメラを固定し、コマ抜 りした写真を編集して…..と手間がかかります。しかしHyperlapseの場合はiPhoneを 「持って普通の動画と同じ感覚で撮影し、最後に1倍速(1x)~12倍速(12×)までの速度を指定することで、簡単にタイムラプス動画ができあがります。強力な手ブレ補正機能もあるため、歩きながらの撮影などでも違和感はありません。

キャプションを効果的に使う

写真が主役のInstagramですが、キャプションを通じてより多くの反応を引き出したりすることも可能です。 ユーザーはフィードに流れてくる写真を見て、目を留めた投稿のキャプションを読むという流れで利用していることが多いので、まずは写真に興味をもってもらいさらに深く伝えたいことをキャプションで書くようにします。キャプションを読んでもう一度、写真を見直したくなるようなことが書ければ、とてもいいでしょう。

 

キャプションの内容としては、写っている商品の名前や何をしているところなど写真だけでは伝えきれない情報を補足するのが基本です。もう少し応用的なことを書くからならば、写真の新しい見方を提案できる一言を考えてみましょう。

キャプションの文体は、企業アカウントでもカジュアルな文体が使われる傾向がありま す。感覚的にはFacebookよりもカジュアルな柔らかさで、「ですます」調ではないアカウ ントも多いです。カジュアルな表現の一種として、絵文字もよく使われます。目を引く効 果があり、高級感を売りにするブランドであっても、あまり頻繁に使うのでなければ、効 果的に絵文字を使えるでしょう。

キャプションの長さは最小限にすることが原則です。長くなっても250文字程度を目安 としましょう。意味のある内容ならば、長めのキャプションでももちろん問題ありません 無印良品 (@muji_global)では、スイーツの写真のキャプションとして作り方を載せていることもありました。写真を見て、キャプションを読むと作ってみたくなる、有意義な情報となっています。

キャプションの言語は主な市場に対応させる

Instagramは写真で言語を超えたコミュニケーションが可能になることが、1つの醍醐味です。そのためキャプションはどの言語で書くのがいいのか悩むこともあるでしょう。写真を多くの人に見てもらいたい個人アカウントでは、英語でキャプションを書いたり日本語と英語を併記したりしているユーザーもいます。

ただ、企業アカウントの多くは、主な市場の言語のみに対応しています。日本市場をメイ ンにしている企業では、キャプションも日本語でかまいません。

グローバルに展開している企業でも、日本から発信しているアカウントではキャプションを日本 語で書いている場合が多数です。そこにさまざまな言語でコメントが書き込まれている例もあり、言語を超えたコミュニケーションが行われています。

ユーザーを巻き込むキャンペーンを実施する

写真投稿を通じてユーザーとの距離をつめる

Instagramで「キャンペーン」というと、自社アカウントで特別な情報を発信するものと、ユーザーを巻き込み、写真を投稿してもらうものの2種類があります。

前者は具体的には、有名人を使った写真や動画などの通常よりもリッチなコンテンツを発信したり、お得なセールの情報を発信したりします。

後者は、テーマを決めた写真のコンテストや懸賞の形で、多くのユーザーにテーマに合った写真を投稿してもらいます。この章では後者の、ユーザーを巻き込むキャンペーン について解説していきます。

ユーザーを巻き込んで写真を投稿してもらうキャンペーンの意義としては、大まかに次の4つが挙げられます

まず1つ目は、どのようなキャンペーンにも言えますが、キャンペーンに参加してもらうことが自社ブランドや商品との初めての接触となり、認知効果が 期待できることです。

2つ目に、写真を投稿してくれたユーザーとの心理的な距離を大幅に縮められることが あります。

Instagramユーザーは自分の投稿はきれいな写真だけにしたいと考えており、投稿する/投稿しないの線引きをしっかりと行っているものです。写真の投稿を募集する キャンペーンの告知を目にしたときも、ユーザーが最初に考えるのは賞品などよりも「その写真を自分が投稿したいかどうか」であるはずです。

そうしたユーザーが写真を投稿してくれたということは、キャンペーンの写真を「投稿したい写真」として扱ってもらえたということで、ユーザーがかなり心を開いてくれた状態だと考えられます。このようなユーザーとの距離の縮め方ができるのは、Instagramな らではです。

3つ目は広い拡散効果を見込めることです。

企業のアカウントだけで写真を投稿してもInstagramにはTwitterやFacebookのような広く拡散する機能がないため、自社アカウントのフォロワー以外への拡散はなかなか見込めません。しかし、大勢のユーザーがキャンペーンに参加し、自社ブランドに関係したハッシュタグを付けた写真を投稿すればフォロワー以外にも認知され、ほかのSNSのように情報が拡散する効果がもたらされます。

 

4つ目として、投稿したユーザーのフォロワーに、高い信頼性を持って受け止めてもら ラスーとがあります。

消費者は一般に、企業が発信する情報よりも、友人からのおすすめ や、自分と同じ立場のユーザーが投稿したクチコミ情報を身近に感じ、信頼するものです。企業アカウントからの発信だけでなく、ユーザーからの発信によるクチコミ情報が拡散されることで、ユーザーはより自分に身近な、信頼できる情報として自社ブランドに関する情報を受け止めます。このことが、ファンの獲得や商品の売り上げ増、イベントの参加者増など、大きな効果につながっていきます。

ユーザーを巻き込むキャンペーンでは、ブランドの認知向上を目的として設定し、投稿される写真の数を増やすことを目指すのが一般的です。そのうえで、投稿された写真への エンゲージメントや、自社ブランドへの印象の変化も可能であれば計測し、効果を測定していきます。

ユーザーとの繋がりで拡散する仕組みを作る

キャンペーンを着実に拡散させる、シンプルな手法があります。次のユーザーを指名してリレー形式で投稿してもらう仕掛けを作りましょう。

ユーザーが写真を投稿するときに次に投稿してほしいユーザーを指名してもらい、次々と投稿をつなげていく仕掛けをキャンペーンに加えることができます。このような手法を 「バトンリレー型」と呼びます。

Instagramでほかのユーザーを指名する方法は、写真にユーザーをタグ付けする方法 と、キャプション中にユーザー名を入力してメンションを送る方法の2通りがあり、どちらの方法でも構いません。指名する人数は1人でもいいですが、複数人を指名するようにルールを設定すれば途切れにくくなります。

バトンリレー型の仕掛けは、拡散機能を持たないInstagramで着実にキャンペーンの情報を広げ、投稿を増やすために有効です。ただ、どのようなキャンペーンでもバトンリ レー型にすればいいというわけではありません。指名する相手を選ぶことに楽しみがあったり、指名されることに意味や喜びがあったりすることが望ましいです。

人気のあるブランドならば、指名されること自体にうれしさがあります。また、写真を通じて自分の個性を表現できるテーマならば、楽しんでもらえるでしょう。

覚えやすくユニークなハッシュタグを作る

キャンペーンでは専用のハッシュタグが欠かせません。必ず付は に、覚えやすく間違えにくく、そのうえでユニークなものにしましょう。

キャンペーンでは、必ず専用のハッシュタグを設けます。ハッシュタグでの検索数がキャンペーンの盛り上がりを端的に可視化することになり、投稿された写真の利用を想定している場合などには、キャンペーンに参加した写真だと判別するための目印にもなります。

キャンペーンのハッシュタグは専用のものとし、事前に検索して1件もヒットしないユ ニークな(ほかで使われていない)ハッシュタグにします。ブランド名や商品名などをそのまま使うと、キャンペーンとは無関係の写真と混ざってしてしまうので避けましょう。

また、確実に付けてもらえるように簡単で覚えやすく、入力ミスを起こしにくい文字列 にします。世界的なキャンペーンで使われるハッシュタグは英数字ですが、日本国内だけのキャンペーンでは、日本語のハッシュタグが使われることも多くなっています。

ハッシュタグの文字列は、ブランディングにも影響します。例えば、2015年8月に東京・ 原宿にオープンした「カワイイモンスターカフェ」のイベントでは、「#新東京名所」とい ラハッシュタグが設定されました。イベントに参加したりハッシュタグを目にしたりしたユーザーは、ハッシュタグから同店が「東京の新名所」なのだと印象付けられます。

広告を使い短期間でフォロワーを獲得する

 Instagramでは広告も写真が重要と理解する

Instagram広告は、ユーザーの大切なフィードに写真や動画が表示されます。 ユーザーの気質をよく理解した広告作りが求められます。

Instagram広告は、2015年に始まった新しい広告です。国内では2015年5月から配信と 一部企業での広告出稿が開始され、同年10月から誰でも出稿可能な「運用型」のサービ スが始まりました。本章では運用型のInstagram広告について解説します。

Instagram広告では、ユーザーのフィードに一般の投稿と同じような形で写真や動画が 挿入されます。FacebookやTwitterでもフィード(タイムライン)に広告が表示されます が、Instagramの特徴は、ここまでの章でも述べてきたように、ユーザーのきれいな写真 への関心が極めて高いことです。ほかのSNSでは、タイムラインを流れる情報は玉石混交 であることが多いでしょう。しかしInstagramのフィードには、厳選してフォローしている ユーザーの写真が並んでいます。

それだけに、いい意味でも悪い意味でも無視されにくく、まず写真や動画の質が問わ れるのが、Instagram広告の特徴です。質が高ければほかのSNSよりも高い反応が期待で きますが、質が低ければ、強い拒否感を持たれる結果になります。

きれいなだけでなくメッセージ性も重要

よって、Instagram広告では、ほかの媒体で利用している広告をそのまま利用すればいいわけではありません。写真としての質が高いことが、まず大切です。そのうえでメッセージ性も重要です。

広告は、多くの場合「いいね!」されることが目的ではありません。サイトに誘導することが目的ならば「続きを見たい」「もっと見たい」と思わせる写真で、ユーザーに意図したアクショ ンを促すことができてこそ、広告としての価値があります。

広告設定の「オーディエンス」「目的」について理解する

■ 選択した「オーディエンス」に広告を届ける

Instagram広告は、Instagramの自社アカウントによる通常の投稿とほぼ同じ見た目で ユーザーのフィードに表示されます。では、通常の投稿と異なる点はどこで、どのように使い分ければいいのでしょうか?

重要な違いは2点あります。1つ目は、配信するターゲットを年齢や性別、地域、興味の分野といった属性から設定し、条件に合った「オーディエンス」(広告の受信対象ユー ザー)のフィードに表示できることです。

自社アカウントをフォローしていないユーザーを含め、多数のユーザーに情報を届けることができます。

このときに利用される属性はFacebookのユーザー属性となりますが、Facebookアカウ ントでInstagramを利用しているユーザーも多く、Instagram広告の配信でも、十分な効果があると考えられます。

Instagramにおいて投稿を多くのユーザーに届けるためには、地道にフォロワーを増や したりハッシュタグを付けたりする取り組みが必要で、最初は数百人に届けることも簡単 ではありません。しかし、Instagram広告ならば、自社ブランドに関心がありそうな層を 狙って、短期間で数千人~数十万人以上のユーザーに配信できます。費用をかけてでも 短期間で大きな効果を狙いたいときに、Instagram広告は適しています。

 

2つ目は、最初にユーザーに促したいアクションを「目的」として設定し、通常の投稿 にはできない機能を持たせられることです。

通常の投稿では写真を見てもらい、「いいね!」やコメントをもらうことが直接的な目的 となります。しかし、Instagram広告では「ウェブサイトへの誘導」や「モバイルアプリのインストール」など、直接的なビジネスの成果に近いアクションを目的として設定できます。「ウェブサイトへの誘導」を目的にした広告からは直接外部リンク(自社サイトな どへの誘導)が可能ですが、通常の投稿では不可能です。

コンバージョンまでのユーザー行動を見通す

3ステップでのコンバージョン

Instagramはブランディングやコミュニケーションに使うのがいいと解説しました。商品の販売やサービスの成約といったビジネスの最終成果(コンバージョン)と完全に無関係なわけではありませんが、そもそもアーンドメディアは信頼を獲得するためのメディアなので、Instagramから直接、コンバージョンを狙うことは難しいと考えてください。

 

Instagramからコンバージョンを狙うには、ステップを踏んで段階的に取り組むことをおすすめします。以下のような3ステップで考えましょう。

ステップ1として、フォロワーを増やします。拡散機能を持たないInstagramで てもらうためには、直接投稿を届けられるフォロワーを増やす必要があります。

ブランディングを目的にしてもフォロワーを増やすことは必要なので、このステップはブランディング目的でもコンバージョン目的でも共通して必要なステップだといえます。

ステップ2として、自社サイトやECサイトなど、コンバージョンにつながる外部サイトへの誘導を増やします。

誘導のルートはアカウントのプロフィール画面に表示されるURL からが基本で、投稿からアカウント名をタップしてプロフィール画面を表示し、URLをタッ プするという2タップの操作が必要で少々めんどうなため、写真のキャプションでプロ フィール画面からURLを見るように促すなどの工夫が必要になります。

ステップ3ではコンバージョンを増やします。

ただ、コンバージョンはステップ2によっ て誘導したサイトの出来不出来によるところが大きいので、Instagram内の取り組みとし ては、いかに誘導するかの段階までを中心に考えましょう。

コンバージョンの効果測定まで考える

Instagramからオフラインの(インターネット上ではなく実際の)店舗やイベントに誘導し、そこでコンバージョンする、いわゆるO2O(Online to Offline)の流れも考えられます。この場合、「フォロワーを増やす」「誘導を増やす」「コンバージョンを増やす」の3ステップで取り組みましょう。

オフラインの誘導を増やす方法としては、さまざまな方法が考えられます。例えば、Instagramに投稿した写真を店舗で使えるクーポンとして、店舗で写真を見せてくれた人に割引を行うのも一案です。前回のイベントの様子を投稿し、楽しそうに盛り上がってい る様子を見せて集客(誘導)を図ることも考えられます。

オンラインのコンバージョンではアクセス解析のデータやECサイトの販売データを利 用して効果測定を行えますが、オフラインのコンバージョンの場合は、効果測定を行うた めに何らかの計測方法を考える必要があります。写真をクーポンとする方法は、利用者数 をInstagram経由の誘導数と見ることができ、効果測定の面でも有効な方法です。

一方、店舗ではInstagramから顧客を誘導するだけでなく、既存顧客にInstagramアカ ワントを知ってもらい、フォローしてもらうことで関係を強化する取り組みも効果的です。

2つの意味で使われるエンゲージメント

マーケティング用語で「エンゲージメント」とは、企業やブランドと消費者との 関係性を指します。

メッセージを通じて共感や信頼を高めていくことを「エンゲー ジメントを高める」といい、「ロイヤリティ」(ブランドへの愛着、忠誠)と似た意味で使われます。

もう1つの「エンゲージメント」の使われ方として、SNSマーケティングにおいて、 ユーザーからの反応を指して「エンゲージメント」と呼ぶことがあります。

可視化しにくいエンゲージメントを測る指標として反応の数を見るという意味もあり、 Instagramでは、投稿した写真への「いいね!」やコメント、場合によってはフォ ローも含めて「エンゲージメント」と呼び、ブランディングの効果測定の指標とすることがあります。これから本書で特に断りなく「エンゲージメントを高める/ エンゲージメントが高い」というときは、「いいね!」やコメントを増やす/多い ことを指します。Instagram専用の分析サービス「Iconosquare」 や「Aista」でも、「いいね!」やコメントをエンゲージメントと呼んでいます。

まとめ

SNSマーケティングは企業にとって欠かせないものになってきました。まだまだその手法が確立されておらず、何を頼りに運用して行けばわからない方も多いと思います。

自社で運用が立ち行かない場合は運用代行会社に委託するのも1つの有効な手段だと思われます。以下に全国のSNSマーケティング企業の一覧を掲載していますのでぜひ参考にして見てください!

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